ヴァグネル・ラヴ (Vágner Love) について
ヴァグネル・ラヴ(本名:ヴァグネル・シウヴァ・ジ・ソウザ)は、
1984年6月11日生まれの元
ブラジル代表のサッカー選手です。
リオデジャネイロで生まれ、主にFWとしてプレーしました。彼はサッカーキャリアの初めに
ブラジルのサッカークラブ、SEパウメイラスでデビューし、その後さまざまなクラブで活躍してきました。
クラブ歴
パウメイラスへのデビュー
リオデジャネイロ出身ですが、
サンパウロのSEパウメイラスで若干19歳のときにプロデビューを果たしました。2003年には、
ブラジル全国選手権2部で19得点を挙げ、チームの1部復帰に大いに貢献しました。
CSKAモスクワでの成功
2004年、ヴァグネルはロシアの
PFC CSKAモスクワに620万ユーロで移籍し、すぐにエースストライカーとしての地位を確立しました。彼の活躍によって、CSKAはリーグ連覇を果たし、2004-05シーズンにはUEFAカップも制覇。この功績によって、彼はロシアで最も有名な
ブラジル人選手となりました。特に2008年には、リーグ得点王に輝き、UEFAカップでも得点王となるなど、輝かしいキャリアを築き上げました。
母国への復帰
ブラジルに残る家族の事情から、2009年にパウメイラスへ1年間レンタル移籍。12試合で5ゴールを記録した後、
CRフラメンゴへもレンタル移籍を果たしました。2012年にはフラメンゴに推定1000万ユーロの移籍金で正式に加入し、加入発表の際には感情を抑えきれず涙を流しました。
CSKAモスクワへの復帰
しかし、フラメンゴが契約を履行できなかったため、2013年に再びCSKAモスクワに戻りました。「CSKAに帰ることができて本当に嬉しい」と語り、新たなステージでの活躍を誓いました。
海外での冒険
その後、2013年には中国の山東魯能に移籍し、リーグでの経験を積んだ後、2016年にフランスの
ASモナコに移籍。モナコではリーグ戦で4得点を挙げるなど、シーズンの後半で存在感を示しました。
その後はトルコの
アランヤスポルに移籍し、リーグ戦で23得点を挙げて得点王に輝き、次いでベシクタシュに移籍します。2019年にはコリンチャンスに復帰し、公式戦で62試合に出場し12得点を記録する活躍を見せました。
最後のキャリア
2020年にはカザフスタンのFCカイラトに加入し、そこでも彼の存在感を発揮しました。
代表歴
ヴァグネルは
ブラジル代表としても活躍しており、2004年と2007年の
コパ・アメリカに出場しました。
人物
元々はヴァグネル名義でプレーしていたが、ユース時代に合宿所に女性を連れ込んだことがきっかけで、「ラヴ」という愛称が付けられました。また、伝説のサッカー選手
ジーコを深く尊敬していることで知られています。
タイトル
クラブ
代表
個人
- - リーグ得点王(2003, 2004, 2008, 2016-17)など数々のタイトル受賞
ヴァグネル・ラヴは、
ブラジルサッカー界において非常に個性的で成功した選手の一人として知られています。彼のキャリアは驚異的な成功に満ちており、サッカー愛好家からは今でも高く評価されています。