ヴァシレイオス・スパヌリス

ヴァシリス・スパヌリス（Βασίλης Σπανούλης, Vasileios Spanoulis, 1982年8月7日 - ）は、ギリシャのテッサリア地方ラリサ県出身の元プロバスケットボール選手であり、現在はバスケットボール指導者として活動しています。ポジションはポイントガード、シューティングガード。193cm、96kg。

プロとしてのキャリア

1994年にAELラリサのユースチームでバスケットボールキャリアをスタートさせ、1999年にはA2リーグに所属するトップチームでプロデビューを果たしました。その後、2001年にA1リーグのマルーシへ移籍し、ユーロカップやULEBカップなどの国際的な舞台も経験しました。2002年にはギリシャ代表としてU-20欧州選手権に出場しています。

2005年には名門パナシナイコスに移籍し、ユーロリーグでプレーしました。パナシナイコスでは中心選手として活躍し、数々のタイトルを獲得に貢献しました。

NBAへの挑戦

スパヌリスは2004年のNBAドラフトでダラス・マーベリックスから全体50位で指名を受けました。その後、ヒューストン・ロケッツにトレードされ、2006-07シーズンにNBAでプレーしました。しかし、NBAのプレースタイルに馴染めず、1シーズンでヨーロッパに戻ることになりました。

2007年、ジャッキー・バトラーおよびルイス・スコラの優先交渉権との交換によりサンアントニオ・スパーズへトレードされますが、古巣パナシナイコスに復帰しました。その後、2010年にオリンピアコスBCに加入。

指導者としてのキャリア

2022年からは指導者としてのキャリアをスタートさせ、2024年11月27日には、ユーロリーグとLNBに所属するASモナコ・バスケットのヘッドコーチに就任すると発表されました。契約期間は2年で、契約延長のオプションも付随されています。

ギリシャ代表としての活躍

スパヌリスはギリシャ代表としても長年にわたり活躍しました。アテネ五輪に出場したほか、2005年の欧州選手権では優勝、2006年の世界選手権では準優勝を経験しています。ギリシャ代表の中心選手として、チームを数々の国際大会で上位に導きました。

ヴァシリス・スパヌリスは、その卓越したスキルとリーダーシップで、ギリシャバスケットボール界を代表する選手の一人として知られています。パナシナイコスとオリンピアコスというギリシャの2大クラブで中心選手として活躍し、数々のタイトルを獲得しました。また、ギリシャ代表としても長年にわたりチームを牽引し、国際舞台でも多くの実績を残しています。引退後は指導者として、次世代のバスケットボール選手の育成に力を注いでいます。

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