ヴァル研究所

株式会社ヴァル研究所の概要

株式会社ヴァル研究所（Val Laboratory Corporation）は、東京都杉並区に本社を構える日本のソフトウェア開発企業です。1976年に設立され、特に経路検索ソフト「駅すぱあと」で広く認知されています。最近では、「駅すぱあと」を中心に、法人向け製品やAPI事業、広告サービス、さらには個人向けのアプリケーション開発にも注力しています。社名である「ヴァル」（VAL）は、「Very Advanced Language」の略で、より進化した言語の研究と開発を追求する姿勢を反映しています。

企業の沿革

ヴァル研究所は1976年に高円寺で設立され、設立当初はプログラミング言語の開発からスタートしました。その後、1977年には渋谷区代々木に事業所を移転し、1984年には16ビットPC用データ処理ソフト「ぱぴるす」を発売しました。1985年にはデータ処理ソフト「ファラオ」をリリースし、同年に首都圏電車網最短経路案内システムを発表しました。

経路検索ソフト「駅すぱあと」は1988年に首都圏版が発売され、その後も多様な機能を追加し続けています。1991年にはアプリケーション開発ソフト「ナイル」を発表し、1998年にはYahoo! JAPANの検索サイトで経路検索サービスを開始しました。このように、時代のニーズに合わせたサービスを展開し、企業の成長を続けてきました。

2007年には特定保健指導のASPサービスをリリースし、以降も「駅すぱあと」の通勤費管理システムやWebサービスを順次提供しています。また、スマートフォン向けのアプリ（iPhoneおよびAndroid）や、ママ向けの乗り換え案内サイト「ママすぱあと」も展開しています。2018年には、国内初のシェアサイクルと公共交通を連携した複合経路検索サービス「mixway」をリリースし、同年には「駅すぱあと」がグッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞しました。

主な製品とサービス

株式会社ヴァル研究所の代表的な製品は「駅すぱあと」であり、さまざまなプラットフォームで展開されています。

• - 駅すぱあと for iPhone: iPhoneおよびApple Watch向けのアプリ
• - 駅すぱあと for Android: AndroidおよびAndroid Wear向けのアプリ
• - 駅すぱあと for web: ブラウザ向けのアプリ
• - 駅すぱあと 通勤費Webおよび旅費交通費精算Web: 業務支援システム
• - 駅すぱあとWebサービスおよび駅すぱあと路線図: APIサービス
• - 駅すぱあと広告: アプリ内での広告事業
• - Adgram（アドグラム）: 移動予測データを活用した広告ネットワーク
• - RODEM（ロデム）: 経路検索システムとの連携を目的としたビジネス支援サービス
• - 健康生活ナビ: 健康に関連するASPサービスで、特定保健指導の効率的な実施をサポート
• - IDWEB: イベント管理者向けのWebサービス

おわりに

ヴァル研究所は、革新的なソフトウェアの開発を通じて、利用者の利便性を追求し続けています。特に「駅すぱあと」は多くの人々に支持されており、今後も公共交通や個人の移動に関連する新たな取り組みが期待されています。

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