ヴィンチェンツォ・グリフォ

ヴィンチェンツォ・グリフォ

ヴィンチェンツォ・グリフォ（Vincenzo Grifo、1993年4月7日 - ）は、ドイツ・プフォルツハイム出身のイタリア人プロサッカー選手です。主に攻撃的MFとして、ブンデスリーガのSCフライブルクで活躍し、イタリア代表としてもプレーしています。

経歴

クラブ

生い立ち

グリフォは、イタリアからの移民の子としてプフォルツハイムで生まれました。母親はプッリャ州、父親はシチリアのナーロ出身です。幼少期からサッカーに親しみ、2011年にカールスルーエSCに加入し、才能を開花させました。

ホッフェンハイム

2012年7月、TSG1899ホッフェンハイムと2年契約を締結。当初はリザーブチームでプレーしていましたが、すぐにトップチームに昇格し、同年10月19日のSpVggグロイター・フュルト戦でブンデスリーガデビューを果たしました。その高いポテンシャルが評価され、契約を2年延長。2012-13シーズンはリーグ戦12試合に出場、レギオナルリーガでは13試合5得点を記録しました。2013年夏にはトップチームへ正式昇格し、背番号32を与えられました。さらなる成長を求め、2013-14シーズンは1.FCディナモ・ドレスデン、2014-15シーズンはFSVフランクフルトへレンタル移籍。フランクフルトでは35試合7得点という結果を残しました。

フライブルク

2015年7月、SCフライブルクへ完全移籍。移籍金は150万ユーロでした。加入後すぐにチームの主力となり、2015-16シーズンにはリーグ戦31試合14得点を記録し、チームの2.ブンデスリーガ優勝と1部昇格に大きく貢献しました。2016-17シーズンもブンデスリーガ開幕から6試合で1得点4アシスト、DFBポカールでは2試合で3得点と、その才能を遺憾なく発揮。最終的に30試合に出場し、6得点12アシストを記録しました。フライブルクでの2年間で、公式戦61試合に出場し20得点を挙げています。

ボルシア・メンヒェングラートバッハ

2017年5月28日、ボルシアMGへ4年契約で移籍しました。

ホッフェンハイム復帰

2018年6月11日、TSG1899ホッフェンハイムに復帰。

フライブルク復帰

2019年1月6日、SCフライブルクへシーズン終了までのレンタル移籍で復帰。同年9月2日には完全移籍を果たしました。2020-21シーズンには、ブンデスリーガで6位タイとなる10アシストを記録し、チームに大きく貢献しています。

代表

2013年9月13日、アルベリゴ・エヴァーニ監督率いるU-20イタリア代表に選出され、U-20スイス代表戦で初出場。2014年10月14日には、ルイジ・ディ・ビアジョ監督率いるU-21イタリア代表に初招集されました。

2018年11月9日、イタリア代表に初招集され、同月20日のアメリカ合衆国との親善試合で代表デビュー。2020年11月11日のエストニアとの親善試合では、代表初ゴールを含む2得点を挙げ、4-0での勝利に貢献しました。

個人成績

(2018年5月19日現在)

タイトル

クラブ

SCフライブルク

* 2.ブンデスリーガ：1回 (2015-16)

プレースタイル

グリフォは、卓越したテクニックと創造性を兼ね備えた攻撃的MFです。正確なパスとドリブルでチャンスを作り出し、自らもゴールを狙える選手です。また、戦術眼にも優れており、チーム全体の攻撃を活性化させる役割も担っています。セットプレーのキッカーも務め、精度の高いキックで多くのチャンスを演出します。

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