ヴィーナスリーグ

ヴィーナスリーグ：女子硬式野球の舞台

ヴィーナスリーグは、関東女子硬式野球連盟が主催する女子硬式野球リーグです。関東地方に拠点を置く中学、高校、大学、社会人、クラブチームが参加し、日本の女子硬式アマチュア球界で最大級の規模を誇ります。

歴史

2002年秋、女子野球の発展と定着を目指して、埼玉栄高等学校の卒業生を中心にリーグが設立されました。当初は4チームでスタートしましたが、その後、卒業生が設立したクラブチームや大学チーム、企業チームなどが加わり、規模を拡大していきました。2007年には選抜チームがアメリカ遠征を行い、全米チームや全カナダチームと対戦するなど、国際的な交流も行っています。

女子硬式野球の人気は年々高まっており、2015年には1部から3部まで合計38チームが参加。2016年以降は4部制へと移行し、さらに多くのチームが参加するようになりました。2020年には、NPB球団初の女子チームである埼玉西武ライオンズ・レディースが2部に参入し、注目を集めました。

しかし、2020年は新型コロナウイルスの影響により、リーグ戦は中止となりました。代替措置として、高校、大学・クラブチーム、中学生チームを対象とした大会が開催されました。

2022年には、読売ジャイアンツ女子チームの発足に伴い、ジャイアンツ杯が高校部門へ移行。リーグで初めて高校生がジャイアンツ杯を授与されることとなりました。2024年にはチームの脱退と加盟があり、リーグ名が変更されています。

リーグ構成（2024年）

現在、ヴィーナスリーグには50チーム以上が参加しています。試合は7回制で延長なし。順位は、勝ち点、直接対決の結果、総得失点差、総安打数の順で決定されます。

リポビタン杯争奪プレミアヴィーナスリーグ：大正製薬が提供。12チームが参加し、総当たり戦（同一カード3試合）を行います。
報知新聞社杯争奪ヴィーナスリーグ：報知新聞社が提供。10チームが参加し、総当たり戦（1回）を行います。
ジャイアンツ杯争奪ヴィーナスリーグ：読売新聞社が提供。15チーム（16高校）が参加し、総当たり戦（1回）を行います。
埼玉西武ライオンズ杯争奪ヴィーナスリーグ U-15：埼玉西武ライオンズが提供。13チームが参加し、総当たり戦（1回）を行います。

関連情報

ヴィーナスリーグは、女子野球の発展に大きく貢献しています。関連団体として、全日本女子野球連盟、全国高等学校女子硬式野球連盟などがあります。また、中部女子硬式野球連盟主催のセンターリーグ、関西女子硬式野球連盟主催のラッキーリーグ、中四国女子硬式野球連盟主催のルビー・リーグなど、各地で女子硬式野球リーグが開催されています。

関東女子野球連盟（ヴィーナスリーグ）ホームページ
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