ヴェノム (GUILTY GEAR)

ヴェノム (GUILTY GEARシリーズ)

ヴェノムは、2D対戦格闘ゲーム「GUILTY GEAR」シリーズに登場する魅力的なキャラクターです。元はアサシン組織に所属し、現在はリーダーを務めるという背景を持ちます。

プロフィール

出身: イギリス
趣味: チェス、読書
特徴: 長い前髪で顔を隠し、前髪には目の模様が描かれている
武器: ビリヤードのキューとボール
通り名: 優しき暗殺者

一見すると物静かな文系タイプですが、その内には主君ザトー＝ONEへの揺るぎない忠誠心を秘めています。しかし、むやみな殺生を嫌う優しい一面も持ち合わせており、そのギャップが彼の魅力となっています。アサシンとして指名手配されていますが、その理由は第1級殺人の罪状によるものです。

ザトーへの忠誠は常軌を逸しており、スレイヤーからは「自分を見失っている」と指摘されるほど。ミリアからも、その固執ぶりを心配されています。組織の敵を追う傍ら、ファウストのような有能な人材を勧誘するなど、組織の拡大にも尽力しています。

シリーズ最新作では、ロボカイの修理を手伝う傍ら、元部下から商店街の経営権利書を譲り受け、パン屋を経営するという意外な一面も見せています。

ストーリー

ヴェノムは、幼い頃にアサシン組織に拾われ、暗殺術を叩き込まれました。しかし、生来の優しさから殺生を嫌い、その能力を持て余していました。そんな彼を変えたのが、ザトー＝ONEとの出会いです。ザトーに自身の存在意義を見出され、以降はザトーのためだけに生きることを決意します。

GUILTY GEAR X

ザトーが消息を絶ったことを知ったヴェノムは、彼の行方を追って魔の森へ。そこで目にしたのは、変わり果てたザトーの姿でした。

GUILTY GEAR XX

ザトーの死後、アサシン組織は権力争いに明け暮れ、崩壊寸前の状態に陥ります。創設者のスレイヤーが組織の解体を決意すると、ヴェノムはこれに反発。ザトーのために組織を存続させようと立ち上がり、新たなリーダーとして組織をまとめ上げました。そして、アサシン組織は、ヴェノムのリーダーシップの下、世界経済に影響を与えるほどの巨大なシンジケートへと変貌を遂げます。

GUILTY GEAR Xrd -SIGN-

元老院からザトー蘇生の依頼を受けたヴェノムは、真相を探るべく依頼を承諾。かつての仲間であり、ザトーを裏切ったミリアに協力を要請します。

ゲーム中の性能

ヴェノムは、設置型の飛び道具「ボール生成」を駆使したトリッキーな戦いが得意なキャラクターです。ボールを設置し、それを様々な方向に弾き出すことで、相手を画面端に追い詰めたり、連続技に組み込んだりすることができます。その様子はまるでシューティングゲームのようだと評されます。

特徴

長所: 豊富な飛び道具による圧倒的な制圧力、固め能力の高さ
短所: 連続技のダメージが低い、切り返しが弱い

ボールを操るための高度なテクニックが要求されるため、初心者には扱いが難しいですが、使いこなせば非常に強力なキャラクターです。

技の解説

ヴェノムの技は、主にボールを生成・操作するものと、直接攻撃を行うものに大別されます。

必殺技 (一部)

スティンガーエイム: ボールを真横に弾く飛び道具。溜めが可能。
カーカスライド: ボールを垂直に弾き、縦方向にバウンドさせる飛び道具。溜めが可能。
ダブルヘッドモービット: キューを回転させながら突進する技。
瞬間移動: 生成したボールの真上に移動する。
ボール生成: 気を練ってボールを生成する。最大5つまで設置可能。
デュービスカーブ: 攻撃しながらボールを生成する。

覚醒必殺技 (一部)

ダークエンジェル: ゆっくりと進む巨大な気弾を放つ。相手の起き上がりに重ねてプレッシャーを与える。
レッドヘイル: 空中からカーカスライドを連発する。
ビショップランアウト: 複数回弾くことが可能なボールを生成する。

一撃必殺技

デイムボゥガー: 相手をボールに変え、9連続でショットを叩き込む。
ギガマキナシステム: 相手をボールに変え、ビリヤードの要領でテーブルに配置。ブレイクショット後、現れた怪物に相手を飲み込ませる。

テーマミュージック

A Solitude That Asks Nothing In Return（GGX～GGXXΛC）
Existence（GGXX～GGXXΛC/対アサシンメンバー時）
Call Shot（Xrd）

ステージ

NIRVANA（X～SLASH）
HELL（ΛC～）
PARIS：オペラ座（ISUKAのみ）
Opera House（Xrd）

その他

ヴェノムの武器がビリヤードのキューとボールに決まったのは、開発者の石渡太輔氏が当時通っていたビリヤード店から着想を得たため。
シリアスなストーリーとネタ要素のギャップが激しく、公式から「テレビから1m以上離れて見るように」という謎のメッセージが出された。
当初は舞を武器にするキャラクターとして企画されていたが、その設定は後に闇慈へと引き継がれた。

もう一度検索