ヴェンゴジェヴォ郡

ヴェンゴジェヴォ郡（ポーランド語: Powiat węgorzewski）は、ポーランド北東部のヴァルミア＝マズールィ県に位置する地方自治体です。ロシア連邦のカリーニングラード州と国境を接しており、地理的に重要な位置を占めています。2002年にギジツコ郡の北部が分離する形で成立しました。

郡都であり、郡内で唯一の町であるヴェンゴジェヴォは、ヴァルミア＝マズールィ県の県都であるオルシュティンから北東へ約95kmの距離に位置しています。ヴェンゴジェヴォは、美しい湖沼地帯であるマズールィ地方の一部であり、豊かな自然環境に恵まれています。

地理

ヴェンゴジェヴォ郡は、総面積693.43平方キロメートルを有しています。郡の北部はロシア（カリーニングラード州）と国境を接しており、東部はゴウダプ郡、南部はギジツコ郡、西部はケントシン郡とそれぞれ隣接しています。この地理的特性が、地域の歴史や文化に影響を与えてきました。

人口

2006年の統計によると、ヴェンゴジェヴォ郡全体の人口は23,641人です。郡内の人口密度は比較的低く、自然の中でゆったりと暮らす人々が多いことが特徴です。

下位自治体

ヴェンゴジェヴォ郡は、以下の3つの下位自治体（グミナ）に分割されています。

1. ヴェンゴジェヴォ（Gmina Węgorzewo）：郡都ヴェンゴジェヴォを含む都市グミナ。
2. ブドリー（Gmina Budry）：村落グミナ。
3. ポゼジェ（Gmina Pozezdrze）：村落グミナ。

これらのグミナは、それぞれ独自の行政機構を持ち、地域住民の生活を支えています。人口はヴェンゴジェヴォ、ブドリー、ポゼジェの順に多くなっています。

観光

ヴェンゴジェヴォ郡は、マズールィ地方の美しい自然を満喫できる観光地としても知られています。特に、夏には湖水地方でのセーリングやカヌー、釣りなどのアクティビティを楽しむ観光客が多く訪れます。また、周辺には歴史的な建造物や博物館も点在しており、歴史や文化に触れることもできます。

外部リンク

* ヴェンゴジェヴォ郡公式サイト（ポーランド語）

もう一度検索