ヴェントゥオノ

株式会社ヴェントゥオノ：映像制作を支える音楽と音響のプロ集団

株式会社ヴェントゥオノ（英名：Ventuno、別会社名：3×7）は、1998年にOCBプロから派生した制作プロダクションです。テレビドラマ、映画、ゲームなどの音楽制作、選曲、音響効果を主な業務としており、長年にわたる経験と実績から、数々の著名な作品に携わってきました。社名は「ヴェントゥーノ」と呼称されていますが、登記上の都合により「ヴェントゥオノ」と表記されています。

会社設立と歩み

1998年の設立以降、ヴェントゥオノは着実にその地位を築き上げてきました。2000年には志田博英氏が関連会社である株式会社カレントに設立したことで、さらなる発展を遂げました。以来、数々のヒット作品に貢献し、業界内での高い信頼を獲得しています。

多彩な才能が集うスタッフ陣

ヴェントゥオノの強みは、何と言っても多才なスタッフ陣です。玉井実氏と志田博英氏の代表取締役社長、代表取締役を筆頭に、大久保吉久氏、中村友美氏、山口晃司氏、千田耕平氏、長澤佑樹氏、松井謙典氏、本郷俊介氏（スワラプロダクションより移籍）、深井翠子氏、大貫孝輔氏など、経験豊富で実力のあるスタッフが多数所属しています。

過去には、仲西匡氏、高田智彰氏（現BABY SOUND LUCK代表）、島村龍治氏、渡邊朋子氏、山口将史氏、亀森素子氏（サウンズアートより移籍）、北澤寛之氏（現リノバティオ代表）、クォン・ジンホ氏（現ジノ・ソニック代表）、松島麻里氏、谷口広紀氏（現ゼロウェイブ代表）、大館明奈氏、稲川壮氏など、現在も第一線で活躍する多くのクリエイターがヴェントゥオノでキャリアを積んでいました。

代表的な作品群：多様なジャンルへの貢献

ヴェントゥオノは、テレビドラマ、映画、ゲームと幅広いジャンルの作品に携わってきました。その作品数は膨大であり、ここでは特に代表的なものを紹介します。

テレビドラマでは、『ケイゾク』、『池袋ウエストゲートパーク』、『TRICK』シリーズなど、数々の話題作を手掛けています。これらの作品は、視聴者の高い評価を受け、社会現象を巻き起こすほどの人気となりました。また、時代劇や青春ドラマ、サスペンスなど、多様なジャンルの作品にも積極的に参加することで、高い技術力と幅広い対応力を示しています。

映画では、『ケイゾク』、『溺れる魚』、『g@me。』、『天使の牙B.T.A.』、『木更津キャッツアイ』シリーズなど、個性豊かな作品が多数あります。これらは、映画音楽の新しい地平を切り開くものとして高い評価を受けています。

ゲームにおいても、『FINAL FANTASY XIII』、『メタルギアソリッド ピースウォーカー』、『Dragon's Dogma』など、人気タイトルを数多く手がけてきました。これらは、ゲーム音楽のクオリティを飛躍的に向上させ、ゲーム体験全体を豊かにする重要な役割を果たしています。

未来への展望

ヴェントゥオノは、これからも音楽と音響の技術革新を続け、新しい表現方法を模索し続けます。多くのクリエイターを育成し、より多くの人々に感動を与えられる作品を生み出し続けることで、日本の映像制作業界に貢献していくことを目指しています。

もう一度検索