ヴォレアス北海道

ヴォレアス北海道について

ヴォレアス北海道（ヴォレアス ほっかいどう）は、北海道旭川市を拠点に活動する男子プロバレーボールチームです。2024-25シーズンからは新たにSVリーグ MENに所属することが決まっています。運営は「株式会社ヴォレアス」（VOREAS,INC.）が行い、代表取締役社長は池田憲士郎氏です。チームは2011年に設立された株式会社アイ・ディー・エフのバレーボール部を母体としており、その後、一般社団法人北海道バレーボールクラブを設立し、プロクラブチームとしての道を歩み始めました。

チーム名「ヴォレアス」は、ギリシャ神話に登場する北風の神「ボレアス（Boreas）」の「B」をバレーボールの「V」に変えた独自の名称です。本拠地となる旭川市総合体育館を主に使用していますが、収容人数の制約から、V2昇格後は旭川大雪アリーナなどの大規模施設も併せて利用しています。

チームの歴史

ヴォレアス北海道のルーツは2011年に設立された株式会社アイ・ディー・エフのバレーボール部にあります。2016年には一般社団法人北海道バレーボールクラブを設立し、同年10月にプロクラブチームとしての活動を開始しました。2017年には監督にクロアチア出身のエド・クライン氏が就任し、古田史郎選手をはじめとする地元の有望選手が入団しました。

チームは2017-18シーズンのV・チャレンジリーグIIで優勝し、翌シーズンから新生V.LEAGUEにH3ライセンスで参加を開始。2018-19シーズンにはV3の優勝を果たし、V2へ昇格しました。

2020-21シーズンは再びV・チャレンジマッチに出場しましたが、新型コロナウイルスの影響で中止になり、まだV1への昇格を果たすことはできませんでした。2021-22シーズンにはV2で27勝1敗の成績を収め、見事優勝。改めてV・チャレンジマッチへの出場権を獲得しましたが、昇格のチャンスには恵まれませんでした。ここでの惜敗は選手たちにとって悔しい経験となりました。

近年の成果

しかし、2022-23シーズンには強豪チームに立ち向かい、25勝2敗という優れた成績を収め、V1昇格を遂げました。特に、過去の対戦相手である大分三好ヴァイセアドラーを相手に快勝し、Vリーグ再編に伴い、2024-25シーズンからのSVリーグ加盟の方針も示されています。SVライセンスの取得も4月に正式に認定され、将来への期待が高まっています。

地域貢献と関連事業

運営会社である株式会社ヴォレアスでは、経営の多角化にも取り組んでおり、2023年には旭川市内に会員制サウナと自然食レストランを併設した「RAWLAW by VOREAS」をオープンしました。この施設は、試合のパブリックビューイングなどにも利用される予定です。

ヴォレアス北海道は、地域に根ざし、選手たちが活躍する舞台を提供することを目指し、さらなる飛躍を目指しています。チームの今後の動向に注目です。

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