一宮市消防本部

一宮市消防本部の概要と歴史

一宮市消防本部は、愛知県一宮市に位置し、この地域全体の火災や緊急事態に対応する消防機関です。本部の所在地は一宮市緑1-1-10で、113.91平方キロメートルの管轄区域を有しています。職員数は390人であり、救急車や消防車など、さまざまな機材を備えて地域の安全を確保するとともに、住民の安心を支えています。

消防機械と設備

2018年4月1日現在での主力機械は以下の通りです：

• - 消防ポンプ自動車：1台
• - 水槽付消防ポンプ自動車：19台（非常用3台を含む）
• - はしご付消防自動車：2台
• - 化学消防ポンプ自動車：1台
• - 小型動力ポンプ付水槽車：1台
• - 救助工作車：2台
• - 救急自動車：14台（非常用3台を含む）
• - 指揮車：2台
• - 指令車：5台
• - 広報車：15台
• - 搬送車：3台
• - 人員輸送車：1台
• - 機材輸送車：1台
• - 高所作業車：2台
• - ボートトレーラー：1台

これらの機材は、消防活動や救急業務に従事する際に不可欠です。

消防本部の歴史

一宮市消防本部の歴史は、1948年3月に遡ります。この年には消防本部および消防署の開設が行われ、1950年11月には庁舎の完成を見ました。

救急業務は1958年9月から開始され、1960年代にはさまざまな出張所が設立され、地域内の防災体制を強化しました。特に1965年の尾西消防署の庁舎完成や1968年の木曽川消防本部の設置は、地域の救急及び消防体制を充実させる重要な出来事でした。

1980年代にかけても出張所が次々と設立され、1991年には北部消防出張所の移転や名称変更がありました。1993年には高規格救急車の運用が始まり、さらなるサービス向上に寄与しました。

2005年4月には尾西市と木曽川町が合併し、それに伴い両消防本部も改称されました。その後も、2013年には出張所の統合、2016年には消防指令センターの設置が行われ、現代においても地域の安全確保のための取り組みが続けられています。

組織構成

一宮市消防本部は、総務課、通信指令課、予防課などで構成されています。また、消防署自体も複数あり、分署や出張所が存在することで、広範囲にわたる効率的な対応が可能となっています。特に、丹陽消防出張所と大和消防出張所は分署の管轄にあり、本署とは異なる位置づけとなっています。

地域住民に対する安全の確保や迅速な救急サービスの提供に日々注力し、災害に強い地域づくりに貢献する一宮市消防本部の役割は、今後も非常に重要であり続けるでしょう。

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