一条工務店

株式会社一条工務店の概要

株式会社一条工務店（いちじょうこうむてん、英：ICHIJO CO.,LTD.）は、東京都江東区に本社を構える日本の大手ハウスメーカーです。全国に約500か所の拠点を持ち、18の工場を運営。さらに、アメリカ合衆国にも2か所の拠点を設けています。同社は戸建て住宅の販売において、大手ハウスメーカーの中で5年連続で業界トップに輝いています（住宅産業新聞調査）。

設計理念と性能

一条工務店は、木造軸組工法や2×6工法による注文住宅および分譲住宅の開発に特化しています。特に注目すべきは、その住宅性能と設備の数々です。自社が開発した「全館床暖房」や「大容量太陽光発電」、強化ガラスを使用したトリプル樹脂サッシといった機能を標準仕様として採用しています。これにより、快適さと省エネルギーを両立した理想的な住環境を提供しています。

また、全ての住宅では気密測定が行われ、合格基準を満たすか確認の上で引き渡しされています。さらに、全ての家において自社での地盤調査も実施し、品質を確保する独自の取り組みが光ります。

研究と開発

株式会社一条工務店は、「家は、性能。」を企業ポリシーとして掲げ、設立以来、東京大学との産学協同による実大建物実験を通じて、耐震性や耐久性などの調査を行っています。2019年には、防災科学技術研究所との共同プロジェクトで「耐水害住宅」の性能実験も実施され、災害に強い家づくりへの取り組みが進められています。

マーケティングと受賞歴

同社は、テレビや新聞での広告は控え、住宅展示場への出展を重点的に行っています。展示場の数においては業界1位を誇り、特に高気密・高断熱仕様の商品「i-cube」や「i-smart」に注力しています。これらの商品は、年間注文住宅受注の実績や蓄電池の導入率で業界トップを獲得しています。また、環境や省エネに貢献する住宅として「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エレクトリック」や「省エネ大賞」など、多くの賞を受賞しています。

社会貢献活動

一条工務店は、地元社会への貢献にも力を入れています。2012年には、静岡県の防潮堤事業に300億円を寄付すると発表し、地域防災に寄与しました。

ギネス世界記録

2021年から2025年まで、同社は5年連続で3つのギネス世界記録に認定されるという偉業を達成しました。これには「年間注文住宅受注実績」、「年間太陽光搭載住宅建築実績」、「住宅工場規模」の三部門が含まれています。

沿革

株式会社一条工務店の歴史は1978年の設立から始まり、様々な技術革新とマーケティング戦略を通じて成長を遂げてきました。私たちの住まいは、家族の幸せと未来を支える基盤です。これからも一条工務店は、より良い住環境を提供し続けていくことでしょう。

ネットワーク

本社は東京都江東区にあり、浜松に本社も構えています。約500の拠点と18の工場を有し、一条工務店グループとして全国で展開しています。地域に密着したサービスを提供し、持続可能な未来へ向けての責任を果たす企業であり続けます。

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