一色洋平

一色洋平について

一色洋平（いっしき ようへい）は、1991年8月6日生まれの日本の俳優です。神奈川県鎌倉市出身で、グランドスラムに所属しています。幼少の頃から、脚本家である父親の影響で演劇に触れ、早稲田大学演劇研究会で演劇活動を本格化させました。

中学・高校時代には陸上競技の短距離走選手として活躍し、高校では主将も務めました。大学入学後は演劇の道に進み、舞台を中心に、テレビドラマ、映画、ラジオ、音楽など、様々な分野で活躍しています。

演劇への情熱

一色洋平が俳優を志すきっかけとなったのは、高校卒業時に父親から提示された2つの条件でした。それは、「舞台から始めること」と「舞台がどう作られるかをゼロから学ぶこと」です。この条件を満たすため、彼は早稲田大学演劇研究会に入会しました。

2016年には、演劇集団キャラメルボックスの舞台『嵐になるまで待って』に出演中、次回作の『ゴールデンスランバー』のオーディションに合格。劇団史上初の「2作品連続出演ゲスト」となりました。この時、当初は連続出演を懸念していた劇団主宰も、オーディションでの彼の圧倒的な実力と存在感に心を動かされ、異例の抜擢を決めたそうです。

舞台『刀剣乱舞 -維伝 朧の志士たち-』では、幕末の志士・岡田以蔵を演じ、1対6の殺陣や階段落ちなど、高い身体能力を活かした迫力のある演技を披露しました。また、2022年には、人気漫画『鋼の錬金術師』の初の舞台化で、主役のエドワード・エルリック役に抜擢され、大きな注目を集めました。

多才な才能

一色洋平は、俳優としての活動の他に、自身のYouTubeチャンネル「一色劇場」を運営し、夢野久作の作品の朗読や解説、動画の企画・撮影・編集、劇中曲の作曲演奏など、多岐にわたる活動を一人で行っています。機械にも強く、動画編集のスキルも高いです。

また、視力矯正手術により両目とも視力2.0まで回復したことや、ドラマ『ペペロンチーノ』でピアノ演奏を披露するなど、その多才ぶりを発揮しています。2023年8月には、オフィシャルファンクラブ「一色家」を開設し、ファンとの交流も積極的に行っています。

近年の活動

2024年1月には、明石家さんま主演のIMM THEATERのこけら落とし公演に参加。同年8月には、鴻上尚史の処女戯曲の再演にも参加するなど、精力的に活動しています。

舞台を中心に活躍する一色洋平ですが、2023年には映画『ゆとりですがなにか インターナショナル』にも出演するなど、映像作品にも活躍の場を広げています。また、ラジオドラマや情報番組、配信番組など、様々なメディアでその才能を発揮しています。

今後の活躍

舞台を中心に、映像作品、音楽、配信活動など、幅広い分野で才能を発揮する一色洋平。彼の今後の活躍から目が離せません。



主な出演作品は以下の通りです。

舞台

犬と串 case.8『宇宙Remix』(2012)
ミュージカル『S.M.A.T!〜歌え!警視庁特別音楽劇班〜』(2012)
Theater Polyphonic 音楽冒険活劇『ペール・ギュント』(2012)
演劇集団キャラメルボックス『嵐になるまで待って』(2016)
演劇集団キャラメルボックス『ゴールデンスランバー』(2016)
舞台『刀剣乱舞 -維伝 朧の志士たち-』(2019-2020)
舞台『鋼の錬金術師』(2023)
IMM THEATER こけら落とし公演『斑鳩の王子 -戯史 聖徳太子伝-』(2024)
KOKAMI@network vol.20『朝日のような夕日をつれて2024』(2024)
KAAT 神奈川芸術劇場プロデュース『愛と正義』(2025)

テレビドラマ
WOWOW連続ドラマW『配達されたい私たち』 (2013)
NHK特集ドラマ『JOKE～2022パニック配信！』(2020)
宮城発地域ドラマ『ペペロンチーノ』(2021)
NHKドラマ10『大奥』(2023)

映画
『ゆとりですがなにか インターナショナル』(2023)


ラジオドラマ
NHK特集オーディオドラマ『おやつのいくさ』(2020)


配信番組
「マクアイチャンネル」リーディングドラマ『it's a small world』(2020)

YouTubeチャンネル
一色劇場(2020-)


ラジオ
一色式ラジオ(2020-)



雑誌
シアターガイド「わたしの今月」 (2017)
ベースボール・マガジン社「トレーニングマガジン vol.59」 (2018)
対談本「ニノダン」 (2020)
Newtype (2023)
アニメージュ (2023)

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