七ツ釜滝

七ツ釜滝

七ツ釜滝（ななつがまだき）は、日本三大峡谷の一つとして知られる大杉谷（三重県多気郡大台町）にある名瀑です。その名の通り、七つの釜を持つかのように見える、美しい段瀑で、見る者を圧倒します。落差は120m以上を誇り、その迫力と美しさから、「日本の滝百選」にも選ばれています。

概要

七ツ釜滝には、その全景を見渡せる展望所が設置されています。しかし、滝周辺は急峻な地形であり、転落事故が多発している場所でもあります。そのため、一部の区間には手すりが二段になったコンクリート階段が整備され、安全対策が講じられています。訪れる際には、足元に注意し、慎重な行動が求められます。

2004年（平成16年）には、豪雨の影響で光滝と七ツ釜滝の間で大規模な岩雪崩が発生し、登山道が甚大な被害を受けました。これにより、滝へ続く登山道は長らく通行止めとなっていましたが、2021年（令和3年）5月現在は通行可能となっています。しかし、自然災害のリスクは常に存在するため、最新の情報を確認し、十分な準備をしてから訪れるようにしましょう。

七ツ釜滝は、その圧倒的なスケールと美しい景観で、多くの人々を魅了しています。訪れる際には、自然への畏敬の念を忘れず、安全に配慮してその美しさを堪能してください。

関連情報

関連項目
大杉谷
外部リンク
国土地理院地図閲覧サービス：大杉峡谷
大台町公式サイト
三重森林管理署公式サイト

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