七滝

七滝（ななたき）

秋田県鹿角郡小坂町にある七滝は、日本の滝百選に選ばれるほどの美しい滝です。その名の通り、七つの滝が連なっており、約60mの落差を誇ります。滝は、小坂川の支流である荒川川に流れ込み、その源流は杉沢山の山麓にあります。

アクセス

七滝は、秋田県道2号大館十和田湖線沿いにあり、道の駅こさか七滝のすぐ近くに位置しています。そのため、県道からのアクセスも容易で、気軽にその姿を鑑賞することができます。また、JR花輪線十和田南駅から車で約25分、東北自動車道小坂ICからは約8km、車で約15分の距離にあります。駐車場は道の駅こさか七滝を利用すると便利です。

特徴

七滝の魅力は、その景観の美しさだけでなく、周辺が公園として整備されている点にもあります。遊歩道や橋が架けられているため、山を登ったり沢を歩いたりすることなく、滝壺の近くまで安全に近づくことができます。滝を間近で感じられるようになっています。

七滝神社の伝説

七滝には、古くから伝わる伝説があります。昔、高清水という場所に住んでいた大地主の昆孫左衛門は、自分の力を誇示しようと、滝に大量の薪を投げ込みました。当時、滝に物を投げ入れることは神の怒りを買う行為として禁じられていました。孫左衛門が薪を滝に投げ込んだところ、雷が鳴り響き、滝の四段目にある鍋倉と呼ばれる場所に吸い込まれてしまいました。その後、夢の中に全身傷だらけの大蛇が現れ、孫左衛門の行いを責めました。恐れおののいた孫左衛門は、竜神を鎮めるために滝のそばに神社を建立し、毎日自分の罪をわび続けました。その結果、夢の中に大蛇は現れなくなり、孫左衛門は安堵したと伝えられています。

周辺施設

七滝周辺には、以下の施設があります。

七滝神社: 孫左衛門が建立したと伝えられる神社。滝のそばにあり、地元の人々に信仰されています。
芝生公園: 広々とした芝生が広がり、ピクニックや休憩に最適です。
水車小屋: 昔ながらの水車が設置されており、その様子を見学できます。
道の駅こさか七滝: 地元の特産品が販売されており、休憩や食事に便利です。

まとめ

七滝は、美しい滝の景観だけでなく、伝説や周辺施設も楽しめる魅力的なスポットです。秋田県を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

もう一度検索