七隈トンビーズ

七隈トンビーズの歴史と成績

七隈トンビーズ（ななくまトンビーズ）は、福岡大学に所属するサッカー愛好会が運営するチームであり、福岡大学の公式サッカー部とは異なります。このチームは1970年に福岡大学工学部のサッカー班として設立されて以来、多くの挑戦と成果を経験してきました。

設立と初期の活動

七隈トンビーズは1975年に福岡県社会人サッカーリーグに参加し、その足跡を刻み始めます。1980年に福岡地区リーグへ降格しましたが、1984年には再び県リーグに復帰。その後、1990年に初めてリーグ優勝を達成しました。この年、彼らは初の全国大会である第26回全国社会人サッカー選手権大会にも出場しましたが、一回戦でトヨタ自動車東富士YFCに敗れる結果となりました。

昇格と低迷

1998年には再び福岡地区リーグへ降格しましたが、1年後には県リーグに復帰し、1999年から2005年まで連続で優勝を果たしました。そして、2006年には創立36年目にして九州サッカーリーグに昇格しました。しかし、九州リーグでは結果が振るわず、2006年は9チーム中8位、2007年は11チーム中最下位で終わりました。2008年には再度福岡県リーグ1部に降格しました。

再びの挑戦

2008年、球団は福岡県リーグで3年ぶりに優勝を果たし、九州各県リーグ決勝大会に出場する権利を得ました。初戦で大分県リーグ優勝の九州総合スポーツカレッジと対戦し、引き分けの後PK戦で敗れ、2年ぶりの九州リーグ復帰はなりませんでした。2009年の福岡県リーグ最終節では、首位の九州三菱自動車と対戦し、逆転優勝を狙ったものの、1-2で敗れてしまいました。

最近の成果

2013年には福岡県リーグ1部で5年ぶりの優勝を成し遂げ、2014年に九州各県リーグ決勝大会でも優勝し、7シーズンぶりに九州リーグに復帰します。しかし、そこでの成績は振るわず、再び降格の憂き目にあったのです。

2020年には新型コロナウイルスの影響で全試合を消化できなかったものの、オープン戦として開催された福岡県リーグで6戦全勝を収め、優勝扱いとなりました。その結果、九州各県リーグ決勝大会に出場し、八代フューチャーズと名護スポーツFCを下して決勝へ進出。しかし、ジェイリースFCに敗れ、九州リーグ復帰は再度逃しました。2021年には九州社会人サッカー選手権大会で好成績を収めるも、大会が中止となり、出場の機会は失われました。

チーム編成とルール

七隈トンビーズには多くの選手が在籍しており、1軍チームは福岡県社会人リーグ1部、2軍チームは福岡地区社会人リーグ1部でプレーしています。また、4年生だけで構成される七隈マスターズや、OBで構成される七隈ファミリーズなども存在し、サッカー界における彼らの伝統とコミュニティは強固です。選手はすべて福岡大学に在学することが求められています。

このように、七隈トンビーズは福岡大学のサッカーにおいて重要な役割を果たしながら、地域のサッカー活性化にも寄与しています。

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