万丈目準

万丈目準 (まんじょうめ じゅん)

『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』に登場するキャラクター、万丈目準について解説します。英語版での名前はChazz Princeton、声優は松野太紀が担当。

人物

主人公・遊城十代のライバル。大企業・万丈目グループの三男として生まれました。通常、一人称は「オレ」ですが、憧れの天上院明日香の前では「ボク」となり、彼女を「天上院君」と呼びます。口調も普段は「おまえ」「貴様」などを使いますが、明日香には「キミ」と呼びかけるなど、彼女の前では態度が軟化します。性格は短気で、周囲に怒鳴ることも多いですが、根は仲間思いです。特徴的な髪型をしています。

使用デッキは、初期は悪魔族中心でしたが、物語が進むにつれて「おジャマトリオ」を軸に、「アームド・ドラゴン」「VWXYZ」「B（ビートロン）」などのデッキを使い分けます。

周囲からは「万丈目」「万丈目君」「万丈目先輩」「準」「サンダー」「サンダー隊長」「シニョーラ万丈目」など、様々な愛称で呼ばれています。

物語初期はプライドの高いエリートでしたが、ノース校での経験を経て、周囲を見下すような態度は減りました。十代とは対照的に、身内を大切にする一面があり、求心力を持っています。また、作中では十代に次いでデュエルの回数が多いキャラクターです。

ニックネームの「万丈目サンダー」は、彼が「万丈目“さん”だ!!」と訂正していたことに由来します。ノース校編入時にこの言い方が訛って定着し、本校に戻ってからも定着しました。本人もこの愛称を気に入り、「一、十、百、千、万丈目サンダー!!」という決め台詞を使っています。

作中でのストーリー

第1期 (1年生) - セブンスターズ編

入学当初はエリート意識が強く、周囲を見下していましたが、十代や三沢に敗北し、アカデミアを退学します。その後、ノース校に編入し、トップに上り詰めます。十代との再戦では、兄たちの介入を拒否し、自分のデッキで戦いますが、再び敗北。その後、「本校でやり残したこと」を求めて本校に戻ります。

しかし、出席日数が足りず、オベリスク・ブルーからオシリス・レッドに降格。ノース校時代の黒い制服をトレードマークとします。終盤では、天上院吹雪や明日香絡みのエピソードで、ギャグキャラとしての側面が強調されます。

教頭・クロノスらの前で、兄・長作とのデュエルに勝利。レッド寮では、他人の鍵をなくした事件や、教頭・大徳寺の失踪事件で名探偵を気取ります。セブンスターズの一人・アムナエルに敗北し、明日香・吹雪と共に捕えられますが、十代がアムナエルに勝利したことで解放されます。その後、明日香とのデュエルに敗北。アカデミア内の鍵が盗まれた事件を解決した後、学園内のデュエルを見届けます。

第2期 (2年生) - 光の結社編

2年生に進級し、オシリス・レッドの部屋も新しくなります。明日香と吹雪のデュエルでは明日香を応援。しかしその後、斎王の策略により、光の結社に洗脳され、制服が白くなります。光の結社側では、ブルー寮を白く染め上げ、明日香や三沢を勧誘し、十代に刺客を放ちます。

十代とのデュエルで、おジャマトリオの力によって正気を取り戻し、光の結社を離脱。その後は黒いものに執着するようになります。光の結社壊滅後、ジェネックスの優勝者となります。

第3期 (3年生前半) - 異世界編

ジェネックス優勝により3年生に進級。レッド寮に戻り、鍛え直すことを決意します。アモン・ガラムにライバル心を抱きデュエルを挑みますが敗北。その後、異世界に飛ばされ、ゾンビ化した生徒たちとデュエルを繰り広げます。自身もゾンビ化し、十代にデュエルを挑みますが敗北。その後、正気に戻り、十代を助けるために仲間たちと別の異世界へ向かいます。

異世界では、十代が悪のモンスターと命懸けのデュエルを行うことになり、万丈目は他の仲間たちと共に見守ります。十代が暗黒騎士ズールに敗北し消滅した後は、「怒」の珠を受け取ります。その後、仲間と共に捕えられ、十代が覇王となる原因を作ってしまいます。最終決戦では、十代がユベルとの決着をつけ、現実世界に戻ります。万丈目は十代の帰還を願いながら、彼の好物だったエビフライを食べるシーンが見られます。

第4期 (3年生後半) - ダークネス編

3年生後半になり、ブルー寮に戻りますが、制服は黒のままです。デュエルディスクにカードが反応しない事件の調査を依頼されます。プロデュエリストを目指しますが、不採用が続き、クロノスの紹介でエド・フェニックスの付き人を務めることになります。

エドの努力する姿を見て、積極的に付き人の役目を果たそうとしますが、カードをなくすというミスを犯してしまいます。エドの代理として十代とデュエルを行い、実力を発揮しますが、プロデューサーの言葉を鵜呑みにしてデュエルを放棄し、十代に失望されます。その後、エドの付き人をクビになります。

マイクがカードを盗んだ犯人と知り、エドとのデュエルの際に十代にカードを取り戻すことを頼み、自身はエドとの時間稼ぎを行います。カードを取り戻した後、エドに勝利。その後、多くのスポンサーからオファーが舞い込みます。

吹雪らと共にダークネスの侵攻に気づきますが、ミスターTに敗れダークネスの世界に連れ去られます。そこで何度も敗北するという幻想を見せられ、ダークネスと同化してしまいますが、十代の声を聞いたことで現実世界への帰還を果たします。

卒業デュエルでは最優秀の一人となり、十代への寄せ書きに「いつでも来い！デュエルしてやる！！」と書き込みます。

使用カード

ユニオン: VWXYZやB（ビートロン）など、複数のモンスターの合体により生み出されるカード。
アームド・ドラゴン: LV3～LV10までのレベルアップによって進化していくモンスター。
おジャマ: 全て攻撃力0だが、「おジャマ・デルタハリケーン!!」などのサポートカードが多い。
白騎士団: 斎王から与えられたカード。
地獄: 初期に使用していた「地獄戦士」などの地獄と名のつくカード。
ドラゴン: 漫画版での愛用モンスター。「光と闇の竜」など強力なドラゴン族カードが多い。

漫画版における万丈目準

8月1日生まれ。身長167cm、体重51kg。オベリスク・ブルー所属の一年生。アニメ版とは異なり、クールな性格。ジュニアチャンプであった過去を持つ。十代と同じくカードに宿る「精霊」を見る事ができ、「光と闇の竜」を所有する。ドラゴン族デッキを使用し、亮帰還記念デュエル大会で優勝する。

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