万代町 (徳島市)

万代町の概要

万代町（ばんだいちょう）は、徳島県徳島市の地名で、昭和地区に属しています。この町には万代町一丁目から七丁目までがあり、2009年12月時点での人口は871人、世帯数は411世帯です。郵便番号は〒770-0941です。万代町は、その名称が1926年（大正15年）から使用されており、歴史的な背景を持つ地域です。

地理と位置

この町は徳島市の東部に位置し、北側には新町川が流れています。新町川沿いにはケンチョピアという散策路があり、徳島県庁前から七丁目にかけて続いています。特に一丁目から三丁目は、徳島藩政時代から存在する地区であり、現在でも多くの行政機関や商業施設が密集しています。これにより、地域の中心的な役割を果たしています。

歴史

万代町の歴史は実に豊かです。1926年に現在の町名で呼ばれるようになり、その後1941年には富田浦町や斎田町の一部が編入され、町域が拡大しました。かつては藩主の別邸である富田屋敷が存在し、明治時代以降は公会堂や学校なども設立されました。特に1931年には徳島県庁が一丁目に建設されるなど、地域の発展に寄与しました。さらに、昭和16年にかちどき橋が完成し、現在の交通網が整備されました。

河川

新町川は、万代町の北側を流れる主要な河川であり、地域の自然環境や景観に大きく影響を与えています。水辺のコミュニティスペースとしても利用されており、町民にとっても大切な存在です。

交通

万代町へのアクセスは非常に良好です。国道55号が通っており、徳島県道120号や136号などの県道も町を走っているため、周辺地域との交通が便利です。また、徳島市営バスも運行されており、県庁前や万代町四丁目、五丁目へのバス利用も可能です。

主要施設

万代町には多くの施設が存在します。徳島県庁舎や徳島県警察本部、徳島第2地方合同庁舎などの行政機関が集まり、ケンチョピアやアクア・チッタ（NPO法人）、ニューメディア徳島などもあります。また、住民の生活を支える商業施設も充実しており、徳島グランヴィリオホテル、DCMダイキ万代店、ハローズ万代店、ドラッグストアモリ万代店などがあります。さらに、地域の駆け込み寺として小山助学館本店や医療機関の田岡病院もあり、万代町の生活の利便性を高めています。

地域の栄誉

万代町には「万代中央ふ頭（水辺のコミュニティスペース）」という名所があり、平成24年度の手づくり郷土賞を受賞したこともあります。さらに、平成29年度には大賞を受賞するなど、地域資源を活用した取り組みが評価されています。

町の発展とともに、多くの人々が住み続ける万代町は、歴史と現代が共存する魅力的な地域です。徳島市における重要なエリアとして、今後もその役割を果たし続けると期待されています。

もう一度検索