三つのたまご

番組『三つのたまご』の概要

『三つのたまご』は、NHK総合テレビで放送された広報番組で、2007年4月8日にスタートしました。この番組では、NHKの様々な取り組みや経営情報を視聴者に届けるために、現場の担当者の声を取り入れた内容が展開されました。また、著名な文化人や著名な人々をゲストに迎え、番組や放送全般についての意見交換が行われました。

当初、この番組は『日曜スタジオパーク』や『あなたとNHK』のような番組宣伝を目的としたものでしたが、次第に自社の活動を検証する内容に特化していきました。番組名は、NHKが1995年に開局70周年を記念してデザインしたロゴマークが由来になっており、2020年までそのデザインが使用されていました。

番組の終了と後継番組

『三つのたまご』は、2011年度の改編により、アンコール番組と統合されて新たな番組『NHKとっておきサンデー』に移行することが決まっていました。このため、選抜高等学校野球大会の開幕前に終了することが予告されていましたが、東日本大震災が影響し、最終回は2011年3月6日となってしまいました。当初予定されていた終了日時である2011年3月20日は、震災時の特別番組が組まれたことにより、実際の最後の放送になりました。

最終回には、後継番組の『NHKとっておきサンデー』で再び放送される予定であった『あなたの街のNHK』が含まれていました。

放送時間と出演者

『三つのたまご』は、2007年度から2009年度には毎週日曜日の11:30から11:50に放送されました。2010年度はほんの少し放送時間が変更され、11:35から11:54でした。この期間中、特別編成時にはその週の放送が休止されることもありました。

司会には、NHKの男性アナウンサーが担当し、初年度は岡野暁が単独で進行しました。次年度以降は石川光太郎、さらに黒沢保裕が番組を進行しました。女性の司会者としては、原田佳奈が初年度に参加し、その後、宮崎瑠依が担当しました。リポーターは全国各地のNHK局から、福沢重文、矢野竜司、棚橋麻衣が務め、主に『あなたの街のNHK』コーナーを担当しました。

番組のトピックと挿話

『三つのたまご』では、重要なトピックや社会的な出来事にも触れます。たとえば、2008年6月1日の放送では、NHK元職員による株のインサイダー取引に関する調査結果が報告されたため、急遽、当初の放送予定が変更されました。この回では、第三者委員会の委員長がゲストとして呼ばれ、お詫びの放送も行われました。

また、2009年度の放送は、北朝鮮の動向に関する速報が入り、放送が中断されたこともあり、翌週に改めて放送されることになりました。この年度からは、NHKのキャラクター、どーもくんも化身して登場するようになりました。

関連項目

『三つのたまご』の終了後、腑抜けな観衆は、後継番組『NHKとっておきサンデー』を通じて引き続き、NHKの取り組みを知ることができました。このように『三つのたまご』は、NHKの内部検証を通じて、視聴者との距離を縮める重要な役割を果たしました。

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