三上実穂

三上 実穂（みかみ みほ）は、2000年9月6日に千葉県で生まれた元女子プロ野球選手です。ポジションは内野手で、血液型はA型。最終学歴は秀明八千代高校です。

アマチュア時代、三上選手は高校野球界で頭角を現しました。2018年には、将来有望な選手が集まる全日本女子野球連盟U18強化プログラムチーム「マドンナスターズ」において主将を務めるなど、チームの中心選手として活躍しました。その実績を背景に、同年6月19日から3日間にわたって行われた女子プロ野球リーグの入団テストを受験。見事に合格を果たし、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせることになりました。

プロ入り後は内野手として登録されました。2019年シーズン途中には、同年9月19日から10月6日までという短い期間ではありましたが、愛知ディオーネへの期間限定での移籍を経験しています。

2020年シーズンは、所属チームであるレイアの選手数が減少したため、リーグ戦が開催される際には、埼玉アストライアの選手として試合に出場するという形式でプレーを継続しました。この年、彼女はリーグ戦全31試合にフル出場を果たすなど、チームにとって非常に重要な存在となりました。

女子プロ野球における公式戦での記録として、初出場は2019年9月23日の京都フローラ戦です。この試合の7回表に二塁手として守備から出場しました。プロ初打席と初安打は、その翌日、2019年9月24日の同じく京都フローラ戦で記録されています。この打席で、対戦相手である京都フローラの坂原愛海投手からレフト前へヒットを放ち、プロとして初めての安打をマークしました。

三上選手のプレースタイルは、身体能力の高さに裏打ちされていました。50メートル走は7秒20、遠投は76メートルという記録を残しています。特に、打撃においては広角に打ち分けるミート力の高さと、次の塁を積極的に狙う走塁センスが専門家やファンから高く評価されていました。

また、彼女の野球人生においては、同世代や後輩との繋がりも見られます。2019年に同時期にレイアへ入団した鎌田乃愛選手は、高校の同級生にあたります。さらに、現在東京ヤクルトスワローズに所属しプロ野球で活躍している長岡秀樹選手は、三上選手が通っていた船橋市立大穴中学校の1学年後輩にあたります。

2020年シーズン終了後、三上 実穂選手は同年12月15日をもって女子プロ野球リーグを退団することを発表しました。しかし、彼女の野球への情熱は衰えることなく、2021年1月6日には、社会人女子硬式野球チームであるGOODJOB女子硬式野球部に所属することを公表。現在も新たな舞台でプレーを続けています。

プロ入り後の背番号は、女子プロ野球在籍期間の2019年から2020年にかけては「37」でした。GOODJOB女子硬式野球部へ移籍した2021年からは、背番号を「7」に変更してプレーしています。

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