三上朋也

三上朋也の野球人生

三上朋也（みかみ ともや）は、1989年4月10日生まれの岐阜県多治見市出身のプロ野球選手です。ポジションは投手で、右投げ右打ちの選手です。現在はオイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブに所属しています。

経歴のはじまり

プロ入り前の彼のキャリアは、多治見市立南ヶ丘中学校で始まりました。中学校3年生の時には全国中学校軟式野球大会に出場することに成功します。続いて、岐阜県立岐阜商業高等学校に進学し、2年生の夏には内野手として第88回全国高等学校野球選手権大会に出場。その試合では1安打を記録しましたが、惜しくもチームは敗退しました。高3で投手に転向したものの全国大会への出場は叶わなかったものの、その長身（約190cm）とパワフルな打撃力から、2007年のドラフトでの注目選手となりました。

大学時代とNPB入り

法政大学に進学した三上は、東京六大学リーグでの出場を通じて、投手として10勝8敗、防御率2.52という好成績を残しました。大学卒業後はJX-ENEOSに入部し、2年目に都市対抗野球大会での優勝に貢献しました。2013年には横浜DeNAベイスターズに4位で指名され、契約金5000万円でプロ入りしました。

DeNA時代の活躍

2014年、三上はプロ初年度から大きな注目を浴びました。開幕から一軍に昇格し、クローザーとしても活躍。特に5月には新人投手として史上最多のセーブ数を記録し、オールスターゲームにも出場しました。シーズン通じて65試合に登板し、21セーブを挙げるなど、多くの実績を残しました。

通算成績が順調だった彼ですが、2015年には右肘の故障が影響し、登板数が減少。しかし、2016年には再びオールスターゲームに出場し、チームのクライマックスシリーズ進出にも貢献しました。2017年と2018年では安定した成績を残し、特にスピードアップ賞を受賞するなど、評価を高めていきました。

巨人へ移籍

2019年には故障に悩まされ、一時的に出場登録を抹消されるも、2020年にかけては少なからず出場しました。2023年には、巨人と育成選手契約を交わし、新たな挑戦をスタートすることとなりました。最終的には22試合に登板し、2年連続で戦力外通告を受けました。

新潟での新たなスタート

2023年11月30日、三上はオイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブに入団することが発表されました。2024年のキャンプでは怪我で出遅れましたが、シーズン開幕には登板を果たす予定です。彼の今後のパフォーマンスにも期待が高まっています。

選手としての特徴

三上は、2013年から投球フォームをサイドスローに変更し、スライダーを武器に制球力を磨いてきました。彼の「千手観音投法」は、さまざまな投球スタイルを取り入れる柔軟さがあります。心強いマウンド度胸が彼の投球スタイルの特徴であり、チーム内での信頼も厚い選手です。

結論

三上朋也選手は数々の困難を乗り越え、挑戦を続けてきました。新潟での活躍に期待が寄せられています。

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