三井雅弘

三井 雅弘（みつい まさひろ）

1958年3月26日生まれの三井雅弘は、日本の著名な歌手であり、ラジオパーソナリティ、デザイナーとしても知られる。彼は兵庫県神戸市に生まれ、1977年から音楽活動を本格的にスタートさせた。

音楽キャリアの始まり

三井は1979年に、朝日放送の番組『ヤングプラザ』の企画で「いたちごっこ」というレコードを発売。そのレコードは、特定の関西のレコード店での販売を条件にメジャー流通に乗せられるという厳しい状況であった。この頃、彼の音楽活動は徐々に注目を集め、1980年代初頭にはソウル・ロックバンド「ITACHI」を結成。主にボーカルとして活躍し、関西のライブハウスで非常に人気のあるバンドへと成長した。この時、後に彼の音楽活動に大きな影響を与える嘉門達夫との出会いもあった。

東京進出とTOPSの結成

1983年にはKBS京都ラジオのレギュラー番組『びっくらラ・イブ』のパーソナリティを嘉門達夫と共に2年間務め、1985年には東京へ上京。1986年にはメンバーを少し変更し、ビクター音楽産業から「TOPS」としてデビューする。このバンドは特に、「黒い炎」と「タイムマシンにおねがい」のカバー曲でスマッシュヒットを記録。その後、「夜のヒットスタジオ」や「ミュージックステーション」といったテレビ番組にも出演し、多くのファンを獲得した。

音楽活動の変遷

1989年、メンバーのバーベQ和佐田が爆風スランプに移籍したことを機にTOPSを退団し、その後は代官山プロダクションのスタッフとして働く。在職中は宣伝や制作などの部門で活動し、音楽活動を一時休止。1994年にはプロダクションを退職し、関西に戻った後、1997年に新しいバンド「MAN-NyA-WAZ」を結成。また、ラグタイム・ブルース・グループ「三井ぱんと大村はん」も結成し、2015年までの間に何枚かのアルバムをリリースした。

再デビューと近年の活動

2000年には、ファンキー末吉のプロデュースにより新たにラグタイム・ブルース・ユニット『三井はんと大村はん』として再デビュー。このユニットはブルース歌謡やブルース・エンターテインメントのスタイルで活動し続けた。2004年からはα-STATIONで『GARYU'S BAR』のメインパーソナリティを務め、ここでも音楽のプロモーションを行ってきた。

2010年から2011年には、三井ぱんと大村はんのアルバムをリリースし、さらには爆風スランプのトリビュートアルバムにも参加。2015年以降は活動を休止していたが、毎年行われる「和佐田プレゼンツ 京都Party」ではITACHIの再結集があり、なんと現在（2023年）も続けられている。

終わりに

三井雅弘は今もなお、音楽活動を続けており、ITACHIやブルース&ファンクバンド「TAMATEYA」、さらに「スリーラッキーセンター」など、多岐にわたるプロジェクトに参加している。彼の豊かな音楽活動と魅力的なパーソナリティは、多くのファンに支持され続けている。また、確かな実績をもって音楽界での存在感を示しており、その活動は今後も注目されることでしょう。

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