三好喜美佳

三好 喜美佳のプロフィール

三好 喜美佳（みよし きみか）は、1983年12月22日生まれで、山口県下関市を出身地とする日本のプロボクサーです。身長は164cmで、川崎新田ボクシングジムに所属しています。彼女は第2代OPBF東洋太平洋女子バンタム級王者や第2代OPBF東洋太平洋女子スーパーフェザー級王者、初代OPBF東洋太平洋女子フェザー級王者など、多くのタイトルを獲得し、女子ボクサーとしての地位を確立しました。さらに、彼女はOPBFで初めての3階級制覇王者としても知られています。

来歴

三好選手は、バレーボールに9年間取り組んだ後、アマチュアボクシングに転向しました。2008年にJBC（日本ボクシングコミッション）が女子ボクシングを解禁したことを受けてプロボクサーとしての道を選びました。初めての試合は2008年5月19日でしたが、藤本奈月選手との対戦で判定負けを喫します。しかし、それ以降は徐々に成績を向上させ、2009年には初勝利を記録することに成功します。

初勝利の後、次第に実力を高め、2010年には2回の試合で勝利を収めました。そして、2011年には初めての6回戦に挑戦し、対戦相手に勝利。このようにしてキャリアを築いていきました。2013年にはOPBF東洋太平洋女子バンタム級王座を獲得し、さらなる成功へと繋がります。

その後も、さまざまなタイトルマッチに挑戦し続けました。2016年3月にはOPBF東洋太平洋女子スーパーフェザー級王座を獲得し、次いで同年6月にはOPBF女子王座の3階級制覇を達成しました。

戦績とタイトル獲得

三好選手の戦績は、アマチュアボクシングで2戦2勝を記録し、プロボクシングでは35戦17勝（5KO）16敗2分に達しています。彼女が獲得したタイトルは、以下の通りです。

• - OPBF東洋太平洋女子バンタム級王座（第2代、無防衛で陥落）
• - OPBF東洋太平洋女子スーパーフェザー級王座（第2代、無防衛）
• - OPBF東洋太平洋女子フェザー級王座（初代、無防衛で陥落）
• - 日本女子フェザー級王座（第3代、防衛1回で陥落）
• - 日本女子フェザー級王座（第5代、防衛2回で陥落）

特に記憶に残る試合として、2019年には日本女子フェザー級タイトルを獲得し、自身のキャリアにさらなる輝きを加えました。また、2022年には日本王座を奪還するという素晴らしい偉業を成し遂げ、再びその威厳を示しました。

しかし、2023年6月にはWBA女子世界フェザー級ゴールド王座決定戦に挑戦し0-3判定で敗れるなど、苦しい時期も経験しています。2024年4月には3度目の防衛戦でも敗北し、その後退路を決断しました。2025年4月13日には現役引退を表明し、5月22日に引退式を行うことを発表しました。

まとめ

三好喜美佳選手は、多くのタイトルを獲得し、女子ボクシング界に多大な影響を与えた選手です。彼女のキャリアは数々の挑戦と勝利、そして敗北の記録で構成されていますが、そのすべてが彼女の成長につながっており、記憶に残る選手として選ばれています。彼女のボクシングへの情熱と努力は、後続の選手たちにとっても強い刺激となることでしょう。

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