三島市立山田中学校

三島市立山田中学校（みしましりつやまだちゅうがっこう）は、静岡県三島市川原ケ谷に位置する公立の中学校です。地域に根差した教育活動を行っています。

沿革

本校は1992年（平成4年）に開校しました。開校以降、時代の変化や生徒たちの学習環境向上に対応するための整備が進められています。2021年（令和3年）には、教室棟の2階から4階および管理棟1階のトイレの改修工事が行われ、より快適な空間が実現しました。さらに、2023年（令和5年）には、教室棟にエレベーターの設置工事が実施され、校内での移動がよりスムーズかつバリアフリーになりました。

教育目標

三島市立山田中学校では、生徒たちが将来をたくましく生き抜く力を育むことを目指し、以下の三つの心を教育目標として掲げています。

自立する心：自分自身の考えを持ち、主体的に行動できる力を育む。
感動する心：様々な経験を通じて豊かな感性を磨き、物事に深く心を動かされる体験を大切にする。
* 思いやる心：他者の気持ちを理解し、尊重する心を育て、共に支え合う関係性を築く。

これらの目標を通じて、生徒一人ひとりの健やかな成長を支援しています。

施設

学校の施設は広大で充実しており、生徒たちが多様な活動に取り組める環境が整っています。校舎の総面積は8,962平方メートルに及び、1993年には平成5年度公立学校優良施設に選定され、文教施設協会協会賞（多様な学習空間部門）を受賞するなど、その質の高さが評価されています。

主な施設として、鉄筋コンクリート造3階建ての管理棟があり、職員室、事務室をはじめ、パソコン室、LL教室、会議室、そして第1・第2音楽室などが設けられています。隣接する鉄筋コンクリート造4階建ての教室棟には、昇降口、被服室、調理室、第1・第2理科室、美術室、図書室が配置されています。特に教室棟の2階から4階には、集会などに利用できるホールが備えられており、生徒たちの活動の場となっています。また、2023年に設置されたエレベーターにより、棟内の移動が容易になりました。

体育館は鉄骨造一部鉄筋コンクリート造2階建てで、総面積は1,312平方メートルです。1階部分（507平方メートル）は主に体育の授業や卓球場として使用される柔剣道場があり、製図室も併設されています。2階部分は、体育の授業のほか、バスケットボールやバレーボールのコートとしても広く利用されています。このほか、鉄骨造2階建ての部室棟（298平方メートル）があり、様々な部活動の活動拠点となっています。

広大な校庭は20,400平方メートルあり、運動場としての機能に加え、4面のテニスコートも整備されています。

学校生活

年間を通して様々な行事が行われ、生徒たちの学校生活を彩ります。1学期には、年度初めの着任式や始業式、入学式に始まり、体力向上を目指す青峰祭の体育の部や、夏に向けての中体連、吹奏楽コンクールなどが行われます。夏休みを挟み、2学期にかけては期末テストやミニコンサート、青峰祭の文化の部などが開催されます。また、10月からは各学年で学びを深めるための校外学習（1年生）、社会体験学習（2年生）、修学旅行（3年生）が実施されます。11月には2年生の職場体験学習、12月には同じく2年生向けの芸術鑑賞教室が予定されています。冬休み明けの3学期には、私立・公立高校の入学試験や、卒業を控えた3年生を送る会、卒業遠足などが実施され、年度末に向けて修了式、卒業式が行われます。

放課後には、生徒たちの自主的な活動として部活動が盛んに行われています。運動部には、男女バスケットボール部、男女バレーボール部、男女テニス部、男女卓球部、サッカー部があります。文化部としては、吹奏楽部、美術部が活動しています。また、生徒会を中心に、学年委員会、体育委員会、広報委員会、環境委員会、図書委員会、保健委員会、給食委員会、選挙管理委員会といった様々な委員会が組織され、学校運営の一端を担っています。

地域との関連

本校の学区は、三島市内の若松町、光ケ丘、加茂、富士見台、平成台、川原ケ谷、初音台、旭ケ丘、西旭ケ丘町、三恵台の各町域にわたります。主な進学元となる小学校は、三島市立山田小学校と三島市立沢地小学校です。学校の周辺には、進学元の小学校や三島市老人福祉センターなどがあります。

その他

生徒たちが着用する制服は、紺色を基調としたブレザーに、明るいグレーのチェック柄のズボンまたはスカートというデザインです。

校歌は藤岡武雄氏が作詞し、渋谷沢兆氏が作曲を手がけました。

学校へのアクセスは、伊豆箱根バスを利用する場合、「老人福祉センター」バス停から徒歩約1分、「かも公園」バス停から徒歩約5分です。車を利用する場合は、三島駅からおよそ10分程度の距離に位置しています。

本校の出身者には、サッカー選手として活躍する上田祐輔氏がいます。

（この記事は提供された情報に基づいて記述されています）

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