三日町 (八戸市)

三日町（みっかまち）

三日町は、青森県八戸市の中心市街地を構成する重要な街区の一つです。古くから商業の拠点として発展し、現在もその賑わいを保っています。

地理

三日町は、八戸市の中心部に位置し、以下の特徴があります。

中心市街地: 八戸市の商業、経済、文化の中心として機能しています。
主要商業施設: さくら野百貨店八戸店を中心に、多くの商業施設が集積しています。
メインストリート: 国道340号が地区の中央を東西に走り、八戸市の目抜き通りとなっています。
隣接地区: 北に番町、東に八日町、南に六日町、西に十三日町と隣接しています。
最寄駅: JR八戸線本八戸駅が最寄りの鉄道駅です。

歴史

三日町の歴史は古く、地名はその起源を物語っています。

地名の由来

三日町という地名は、藩政時代に市が立った日に由来します。この地は、江戸時代から商人の町として繁栄しました。

沿革

藩政時代: 八戸城下町の中央部に位置する町人町として発展しました。
1629年（寛永6年）頃: 根城城下の町家が移転し、三日町が形成されました。当時は「上町」または「根城町」と呼ばれていました。
1646年（正保3年）: 雑書によると、この時点で19軒の町屋があったと記録されています。
1665年（寛文5年）: 八戸城下で初めての制札場が三日町に設置されました。
1669年（延宝7年）: 掫駒が行われました。
1674年（延宝2年）: 十三日町からの火災により、三日町の21軒が焼失しました。
1696年（元禄9年）: すでに2軒の酒屋が営業していました。
1861年 - 1864年（文政年間）: 八戸御城下略図に「三日町」の記述があり、町家が立ち並んでいたことがわかります。この頃には、城下略図の東端に小路の長横町も記録されています。
1722年（享保7年）: 酒造業を営み、後に八戸三店の一つと言われた豪商「近江屋」が盛岡市から三日町に移住しました。
1783年（天明3年）: 天明の飢饉の際、「豪商近江屋」が700両を献上しました。1864年（元治元年）の飢饉でも500両を献上しています。
1825年（文政8年）: 大火により、三日町の南側の住宅21軒、土蔵8棟、小屋21棟が焼失しました。
1829年（文政12年）: 大火で家屋36軒、44世帯が焼失しました。
1833年（天保4年）: 商人町の出入り口として、町口門である通称「黒門」が建設されました。場所は現在の三日町交差点で、黒塗りの野郎門であったことから「黒門」と呼ばれていました。
1861年（万延2年）: 塩小売座商人が1人、木綿屋2人が居住していました。
1868年（明治元年）頃: 39軒の家がありました。
1890年（明治32年）: 「向鶴」の記録によると、穀物商2軒、旅人宿1軒、酒造家1軒、陶器商3軒、薬品商1軒、八百屋商3軒、乗合馬車宿1軒、洋服店1軒が三日町に立地していました。

産業

三日町は、商業が中心的な産業です。

さくら野百貨店八戸店
モスバーガー八戸三日町店

交流施設

はっち

ギャラリー

（ギャラリーに関する情報は省略）

外部リンク

* 三日町商店街

三日町は、八戸市の歴史と文化を色濃く残す街区であり、現在も商業の中心地として重要な役割を果たしています。

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