三木スケートボードパーク

三木スケートボードパーク：スケーターの聖地、進化を続けるパブリックパーク

兵庫県三木市にある三木スケートボードパークは、スケートボード愛好家にとって貴重な存在です。市内のスケーターたちの熱意と、行政のサポートによって2005年4月29日に誕生しました。

市民の要望から生まれたスケートパーク

当初は、市内にスケートボードを楽しめる場所が不足し、駅前などでのスケートは危険が伴うという問題がありました。これを受け、市民とスケーターたちの強い要望から、950万円の予算で建設されました。日本唯一のフルパイプを備えたパブリックパークとしてオープンし、多くのスケーターに利用されてきました。

しかし、当初の計画は予算の都合で未完成のまま残され、長年、スケーターたちから更なる整備の要望が寄せられていました。2021年の東京オリンピックで日本代表選手たちが活躍を見せたことも後押しとなり、2022年7月28日、三木市はリニューアル計画を発表。3,000万円の予算が投じられ、2023年4月1日にリニューアルオープンを果たしました。

リニューアルで充実した施設に

リニューアルでは、当初計画されていた坂のコースや観客席は設置されませんでしたが、ストリートセクションが大幅に増設されました。これにより、より多様なトリックに挑戦できる環境が整いました。有限会社マサケン(MBM)がセクションの施工を担当しました。

2016年には一度改修とセクション追加が行われていましたが、今回のリニューアルで、施設のレベルは格段に向上しました。2024年4月14日にはリニューアル1周年イベントも開催され、その人気と活気の高さが伺えます。

アクセスと利用料金

三木スケートボードパークは基本的に年中無休で、午前8時から日没まで利用できます（小中学生は午後5時まで）。無人管理のため、気軽に利用できるのも魅力です。2023年度からは三木市有料スポーツ施設となり、年間利用料金は市内在住者が2,000円、市外在住者が3,000円、1日利用は300円となっています。休場日は毎週木曜日と12月28日から1月4日です。2024年度からは利用時間がAM8:30～日没（PM7:00を限度）に変更されています。

未来のオリンピック選手を育成

2014年ソチオリンピック日本代表の角野友基選手も、小学生時代にこのパークで練習を重ねていました。三木スケートボードパークは、未来のオリンピック選手を育成する場としても、大きな役割を担っていると言えるでしょう。

まとめ

三木スケートボードパークは、スケーターの熱意と行政のサポートによって実現した、貴重なパブリックパークです。フルパイプや充実したストリートセクションなど、スケーターにとって魅力的な設備が揃っており、初心者から上級者まで楽しめる施設となっています。今後も、スケートボード文化の発展に貢献していくことでしょう。

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