三木里駅

三木里駅（みきさとえき）について

三木里駅は、三重県尾鷲市三木里町にある、東海旅客鉄道（JR東海）紀勢本線の駅です。当駅と新鹿駅間は、紀勢本線で最後に延伸された区間として知られています。

歴史

1958年（昭和33年）4月23日：国鉄紀勢東線（現・紀勢本線）の九鬼駅 - 当駅間延伸時に、終着駅として開業しました。
1959年（昭和34年）7月15日：紀勢東線の当駅 - 新鹿駅間が延伸。同時に線路名称が改定され、紀勢東線が紀勢本線に編入され、同線の駅となりました。
1968年（昭和43年）8月1日：貨物の取り扱いが廃止されました。
1983年（昭和58年）12月21日：無人駅となりました。同時に荷物の取り扱いも廃止されています。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR東海の駅となりました。
2005年（平成17年）4月10日：交換設備が撤去され、2番ホームの使用が停止されました。

駅構造

現在は単式ホーム1面1線を有する地上駅です。以前は相対式ホーム2面2線を有する交換可能駅で、駅舎側から1番線に新宮方面、2番線に多気方面の列車が発着していました。2005年4月に北側の線路が使用停止となり、棒線駅となっています。現在は旧1番線に両方面の列車が発着します。

旧2番線は両ホームを結んでいた跨線橋や線路、待合所は撤去され、ホームのみが残っています。尾鷲駅が管理する無人駅で、開設時からのブロック積みの駅舎が現存しています。駅舎内部の待合所にはシャッターが閉じた状態で窓口が残されています。

利用状況

三重県統計書によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通りです。

（具体的な乗車人員の推移は省略）

駅周辺

駅周辺の紀勢本線は、複雑なリアス式海岸に沿って走っており、それぞれの入江の奥にある集落同士がトンネルで繋がっています。三木里駅も賀田方面の亥谷トンネルと九鬼方面の名柄トンネルに挟まれた場所に位置しており、三木里集落から見ると高台に駅がある形となります。

駅から坂を下って300mほど行くと、八十川の河口に開けた三木里集落があります。集落には郵便局や市役所の出張所などがあり、三木里海水浴場も近いです。また、「ほたるの里」があり、シーズンには無数の蛍が飛び交います。

主要施設

紀北信用金庫輪内支店
法念寺：曹洞宗の寺院。境内にある池には、フナの変種で三重県の天然記念物である「鉄魚」が生息しています。

バス路線

尾鷲市ふれあいバスが尾鷲駅・梶賀方面へ運行しています。

隣の駅

東海旅客鉄道（JR東海）

■紀勢本線

九鬼駅 - 三木里駅 - 賀田駅

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