『三枝一座がやってきた!』
『三枝一座がやってきた!』は、日本の人気
落語家、桂三枝(現・6代目桂文枝)が司会を務める公開
落語バラエティ番組であり、NHK BS2で
2007年から
2010年まで放送されました。この番組は、桂三枝と
タレントの
相田翔子、
原口あきまさを中心としたレギュラー出演者が日本各地を巡り、その地域の
歴史や
方言、名産品、自慢などを題材にした
落語を創作して披露する内容となっています。
番組の概要
『三枝一座がやってきた!』は、
2007年1月28日に初回放送を開始し、
2010年3月12日に最終回を迎えました。この番組では、桂三枝が各地の特色を反映させた創作
落語を披露することで、視聴者にその地域の魅力を紹介します。出演者たちが地元の人々から耳にした話や伝説をもとに新たな物語を紡ぎ出し、その結果、地域色豊かな笑いを生み出しています。
番組における進行はNHKの
アナウンサーが担当し、ナレーションは笠原留美が務めていました。桂三枝の軽妙なトークとともに、地元の情報をテーマにした
落語が披露されることで、観る人々が楽しむことができる仕組みでした。
放送時間の変更
『三枝一座がやってきた!』は、放送期間中に数回の時間変更が行われました。2006年度から
2007年度には隔月で土曜日の午後6時から55分間放送されていましたが、
2008年度からは毎月1回木曜日の夜7時台に45分間放送され、さらに
2009年度には毎月1回金曜日の夜9時に変更されました。また、プログラムの編成上、8月と12月に一時休止することもありました。
出演者とゲスト
レギュラー出演者には
相田翔子や
原口あきまさの他、
森山愛子なども名を連ねています。
森山愛子は
2008年から番組に参加し、プレゼンターとしても活動。また、ペナルティ、
かつみ♥さゆり、
安田大サーカス、
フットボールアワー、
博多華丸・大吉などの多様な芸人たちがゲストとして登場し、視聴者にとって飽きの来ない内容が展開されました。
音楽と特別コーナー
番組のオープニングとエンディングには、PS2用
ボードゲーム『桃太郎電鉄15』から「ナマハーゲンのテーマ」という曲が使用されており、番組の雰囲気を伝える重要な要素となっていました。また、
2008年7月31日放送分では特別にアニメ『フルメタル・パニック? ふもっふ』の劇中BGMも使用され、視聴者に新鮮な印象を与えました。
最後に、この番組はただの
落語に留まらず、地域に根ざした文化を紹介し、多くの視聴者に愛され続けたことから、日本のテレビ
バラエティ番組の中でも特異な位置を占めていました。