三橋博巳

三橋 博巳（みつはし ひろみ）について

三橋博巳氏は、1942年生まれの日本を代表する建築学者であり、その豊かな経験と専門知識によって日本の建築分野に多大な影響を及ぼしています。日本大学で教授としてのキャリアを築き上げた彼は、数多くの学会の会長職や重要な役職を歴任しています。

経歴

彼は1966年に日本大学理工学部建築学科を卒業し、その後1968年には同大学院の理工学研究科の修士課程を修了しました。1994年には博士（工学）の学位を取得し、学術的な道を進むこととなります。日本大学理工学部建築学科の教授として多くの学生を指導し、2000年には日本雪氷学会の理事に就任。その後も様々な学会での活動を通じて、建築と環境の関係についての研究を続けてきました。

特に、2003年には日本建築学会の総務理事に選出され、2006年からは日本環境共生学会の副会長として環境への配慮が行き渡った建築の実現を目指す活動を展開しました。2008年には日本不動産学会の会長に就任し、地域マネジメント学会の副会長も務めるなど、地域社会に貢献する活動にも力を入れています。また、2009年には資産評価政策学会の会長として、資産評価に関連する研究に貢献。また、2013年にはマンションライフ継続支援協会の代表理事に就任し、住宅の管理と運営に関する重要な役割を果たしました。2019年には日本建築衛生管理教育センターの会長に就任し、建築物の衛生管理についての教育を強化するための取り組みを行っています。加えて、エコチューニング推進センターの長としても活動しており、環境に配慮した建築の推進にも尽力しています。

主著

三橋氏は研究者としてだけでなく、著者としても多くの著作を残しています。彼の代表的な著作には、2002年に発表された『不動産学辞典』や、2006年に日本建築学会が編纂した『都市建築のビジョン』があります。さらに、2010年に発表された『ECOシティ』は、持続可能な都市づくりに関する重要な視点を提供しています。これらの著作は、日本における建築および環境の関係についての理解を深めるための貴重な資料となっています。

三橋博巳氏は、建築界や不動産業界における教育や研究を通じて、持続可能で人々に優しい社会を実現するための取り組みを続けています。彼の業績は、今後の建築界の発展に大いに寄与することでしょう。

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