日本建築衛生管理教育センター

日本建築衛生管理教育センターの概要

公益財団法人日本建築衛生管理教育センターは、東京都千代田区に本拠を置く公益法人で、1970年に設立されました。この法人は、元々厚生労働省の管轄にあり、建築物の環境衛生管理に関する教育と普及を主な目的としています。現在、理事長には目黒克己氏（元厚生省生活衛生局長）が就任し、会長には高木丈太郎氏が務めています。

事業内容

このセンターが行っている事業は多岐にわたりますが、主なものとして以下のような活動があります。

資格と講習

センターは、建築物環境衛生管理技術者試験を実施し、この資格を持つ専門家を育成しています。さらに、教務課では多様な講習を提供しており、具体的には次のような講習があります：

• - 建築物環境衛生管理技術者講習
• - 清掃作業監督者講習
• - 空気環境測定実施者講習
• - ダクト清掃作業監督者講習
• - 貯水槽清掃作業監督者講習
• - 排水管清掃作業監督者講習
• - 防除作業監督者講習
• - 空調給排水管理監督者講習
• - 統括管理者講習

これらの講習は、環境衛生の維持や改善に重要な知識とスキルを身につけるために非常に有効です。

広報活動

また、センターは季刊誌『ビルと環境』を発行しており、ここでは最新の業界情報や研究成果などが紹介されています。これにより、建築物環境衛生に関する知識の普及を図っています。

検査業務

センターは検査業務も行っており、粉じん計較正やレジオネラ検査、飲料水水質検査、さらには簡易専用水道検査などのサービスを提供しています。これらの検査は、建物の環境衛生を保つために不可欠な作業です。

研究と大会

更に、全国的な規模での研究を推進し、建築物環境衛生管理全国大会を実施することによって、専門家同士の交流や情報共有の場を提供しています。

まとめ

日本建築衛生管理教育センターは、建築物における環境衛生管理の重要性を認識し、専門的な教育と普及活動を行うことで、より健全な建築環境の実現を目指しています。技術者の育成と関連業務の実施により、建物が持つ役割を最大限に引き出し、持続可能な社会の実現に寄与することを目標としています。

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