三次真一郎

三次 真一郎（みつぎ しんいちろう）

1948年（昭和23年）5月20日、茨城県の那珂郡山方町（現在の常陸大宮市の一部）に生まれる。

地元の水戸第一高等学校を卒業した後、学業をさらに進めるため早稲田大学教育学部に進学し、同大学を卒業した。

大学卒業後、故郷である旧山方町の町政に携わることとなり、後に山方町長を務める。長年にわたり、町政の推進に尽力した。

2004年10月16日、那珂郡の山方町、美和村、緒川村、御前山村が合併し、常陸大宮市が誕生する。三次真一郎氏は、この新設された市の運営を担うべく、2008年に実施された常陸大宮市長選挙に立候補し、最初の当選を果たした。これにより、常陸大宮市の初代市長として市政の舵取りを任されることとなる。

市長としての1期目の活動を経て、2012年の市長選挙に立候補した際、対立候補が現れず無投票で再選された。市民からの一定の信任を得た結果と言える。さらに続く2016年の市長選挙においても、再び無投票での当選を果たし、3期連続で常陸大宮市長の職を務めることとなった。

合計3期、12年間にわたり常陸大宮市の市長として、市の発展と住民福祉の向上に貢献した。市長在任期間は2008年から2020年までの12年間である。

2020年をもって市長職から退き、公職を離れた。旧山方町の町長時代を含め、長年にわたり地方自治に深く関わり、特に常陸大宮市の誕生とその後の市政運営において中心的な役割を担った人物である。

参考文献

『地方選挙総覧 <知事・市長・特別区長> 平成篇 1989-2019』日外アソシエーツ、2019年。
『茨城県人物・人材情報リスト 2021』日外アソシエーツ、2020年。
* 『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年。

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