三筋

三筋について

三筋（みすじ）は、東京都台東区の南部に位置する地域で、三筋一丁目と三筋二丁目からなります。郵便番号は111-0055です。この地域は、東は新堀通りを境に蔵前、南は鳥越、西は左衛門橋通りを境に小島、北は春日通りを境に元浅草と隣接しています。

地理的特徴

三筋の町域内には、商店、オフィスビル、そして住宅が混在しており、多様な顔を持つ地域です。生活に必要な施設も整っており、住みやすい環境と言えるでしょう。

歴史

三筋の歴史は、1872年（明治5年）に組屋敷が整理されたことに始まります。当時、「浅草東三筋町」「浅草西三筋町」「浅草北三筋町」という地名が正式に用いられるようになりました。その後、1941年（昭和16年）には周辺の町の一部を編入し、「浅草三筋町」一丁目、二丁目となりました。1964年（昭和39年）には、旧北三筋町部分が元浅草に編入されましたが、その他の地域はそのまま台東区三筋として残りました。

また、歌人斎藤茂吉は、義父である斎藤紀一の病院（浅草医院）と住居があった東三筋町五十四番地（現在の三筋1丁目付近）で、学生時代を過ごしました。彼は後に「三筋町界隈」というエッセイを記しています。三筋2丁目にある台東区立三筋保育園には、茂吉の歌碑が残されています。

地名の由来

三筋の地名の由来は、江戸時代に遡ります。当時、この地域は鳥越神社の境内に位置し、同心の組屋敷が密集していました。特に、書院番組屋敷と大番徒組屋敷が置かれていました。これらの屋敷の間には3本の道が通っており、それらが「3本の筋」と見なされ、「浅草三筋組屋敷」という俗称が生まれました。これが現在の地名の由来となっています。

交通

三筋には鉄道駅は設置されていませんが、北西方向には都営大江戸線とつくばエクスプレス線の新御徒町駅、東方向には都営浅草線の蔵前駅があり、交通の便は比較的良いと言えるでしょう。

主要施設

台東区立三筋保育園
東京都水道局台東営業所
台東三筋郵便局
トンボ洋傘前原光榮商店
スーパーヤマザキ 三筋店
三筋湯
ライフ 新御徒町店
カキモリ

これらの施設が地域住民の生活を支えています。

その他の情報

三筋は、歴史と文化が息づく街でありながら、現代的な要素も兼ね備えた魅力的な地域です。

外部リンク

台東区
東三筋町会

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