三菱重工横浜ビル

三菱重工横浜ビルについて

三菱重工横浜ビルは、神奈川県横浜市西区の人気エリアみなとみらいに位置する地上33階建て（高さ151.9m）の超高層ビルです。1992年に着工し、1994年に完成しました。このビルはかつて三菱重工横浜造船所の跡地に建てられ、建設時にはタワークレーンを使わず、全天候の屋根の下で作業が行われたことで特徴づけられています。設計施工は大成建設によるT-UP工法が採用されています。

構成と機能

ビルには三菱みなとみらい技術館や複数の飲食店、コンビニエンスストア（生活彩家）があり、1階から3階には多彩な施設が展開されています。三菱みなとみらい技術館は1994年に設立され、科学技術をテーマにした展示を行っており、入館者に親しまれています。開館時間は平日が10:00〜15:00、土日祝は10:00〜16:00で、毎週火曜と水曜は休館です。入館料は大人500円、中高生300円、小学生200円となっています。

技術館は様々な展示エリアで構成されており、1階には空・宇宙ゾーン、海ゾーン、MHIフューチャーゲート、企画展示コーナーが設けられています。さらに2階には陸ゾーンやMMスタジオがあり、イベントや特別展示も行われています。

売却と現在の運営

当初は三菱重工業が所有していましたが、2017年にヒューリックに売却されました。この後も三菱重工グループは賃貸によりビル内に入居しています。ビル周辺では、別のビルの建設計画（二期棟計画）があったものの、他の開発との兼ね合いから中止され、隣接地はケネディクスに売却されました。ここでは新たに「横浜コネクトスクエア」というオフィスやホテルを含む複合ビルが2023年に竣工しました。

アクセスと周辺施設

アクセスは、JR桜木町駅から徒歩約8分、みなとみらい駅からは徒歩約3分です。周辺には横浜美術館や横浜ランドマークタワーなどの観光スポットもあり、観光とビジネスの融和した環境が魅力的です。さらに、29街区にはシティタワー横浜や入居者用の設備、セミナーなどに使えるスペースも充実しています。

まとめ

三菱重工横浜ビルは、その歴史と機能、便利なロケーションから、訪れる人々や周辺ビジネスにとって重要な存在となっています。ビル内の技術館を通じて科学技術への理解を深め、地域の文化やビジネス環境の発展に寄与する役割を果たしています。

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