三谷昌登

三谷 昌登（みたに まさと）

三谷昌登は、1977年11月10日に京都府京都市東山区で生まれた日本の脚本家、演出家、俳優です。彼は同志社高等学校を卒業後、東映俳優養成所に入所し、18歳で演技の道を歩み始めました。彼が主宰する「劇団6.89」では、脚本、演出、さらには出演まで多岐にわたる役割を担っています。

略歴

三谷は、花街の家に生まれ育ち、若い頃からさまざまな職業に憧れるも、最終的に歴史に夢中になり、時代劇への道を選ぶこととなります。養成所では、武士や忍者などの扮装をしながら観光客の案内を行う「扮装バイト」からスタートし、早速にメディア出演を果たし、名が知られるようになりました。シチュエーション・コメディを得意とする「劇団6.89」を2001年に立ち上げ、そこでの活動から脚本や演出としての才能も発揮されるようになります。

彼のキャリアは多岐にわたり、2005年には田渕久美子の舞台に出演したことをきっかけにNHKドラマにも初出演。以降、さまざまな舞台やドラマでその才能を見せつけてきました。中でも、2011年に手掛けたMBSラジオドラマ『罪と罰と人情と』が日本民間放送連盟賞を受賞し、彼の名声が広まりました。さらに、2016年にNHK連続テレビ小説『あさが来た』のスピンオフドラマを担当し、2019年には『スカーレット』で俳優ながら特別編の脚本も手がけるなど、脚本家としての存在感を強めています。

人物像

彼の身長は175cmで、趣味は落語、バイク、料理です。また、特技には空手や殺陣、着付けが挙げられます。彼は東映太秦映画村で「仮面ライダーショー」の脚本や演出も手掛けています。脚本家と俳優の両方を兼任することについて、「両方とも好きで、どっちもやめられない」と語る三谷の姿勢は、創作活動において大きな力となっています。

主な作品

舞台

彼の舞台作品には「スペースアワー」（2001年）や「キャンディマスク」（2002年）など、劇団6.89の公演が数多くあります。その他にも、江戸川プリンセス公演やTEAM54の「イヴに悩む」を手掛けました。

テレビドラマ

NHKの『ダイヤモンドの恋』や『スカーレット』といった連続テレビ小説で、役者としても脚本家としても活動しています。特に、『西郷どん』では脚本協力にも参加し、2019年度後期の『スカーレット』では脚本と出演の両方を兼任しました。

ラジオドラマ

MBSラジオドラマ『罪と罰と人情と』が特に評価され、民放連最優秀作品賞を受賞。ラジオドラマにおいても、その幅広い表現力を発揮しています。

三谷昌登は、独自の世界観を舞台やテレビドラマ、ラジオドラマで展開し続けているクリエイターであり、今後のさらなる活躍が期待されています。

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