三遊亭ぐんま

三遊亭ぐんまのプロフィールと活動

三遊亭ぐんま（さんゆうてい ぐんま）は、1985年10月25日生まれで、落語協会に属する落語家です。彼は三遊亭白鳥の弟子で、現在は二ツ目として活動しています。群馬県渋川市の出身で、出囃子は「傀儡師」、定紋は「三ツ組橘」です。本名は相原祐也という名前であり、彼の経歴や独自の個性が多くのファンに支持されています。

経歴と昇進

ぐんまは2015年に三遊亭白鳥に弟子入りし落語の道を歩み始めました。翌年の2016年9月21日には前座としての初舞台を踏み、以降は「ぐんま」という名前で前座として活動を続けました。そして、2020年5月21日に林家彦三、柳家小はだと共に二ツ目へ昇進しましたが、昇進の際には改名せずに「ぐんま」の名を使い続けています。このように彼は、師匠や兄弟子の昇進時と異なるスタンスで独自の道を歩んでいる点が特徴です。

若手落語家ユニット「上州事変」

ぐんまは2018年春に、同県出身の若手落語家4名と共に「上州事変」という落語家ユニットを結成しました。このユニットは、群馬県の全35市町村で公演を行うことを目的としており、地域振興に貢献しようとしています。メンバーには、彼のほかに林家つる子、柳家小もん、立川がじらが名を連ねています。

このユニットは、群馬県民の日である10月28日に群馬会館で旗揚げ公演を行い、地域の人々に落語の魅力を届けました。彼らの活動は、地元の文化を盛り上げることにもつながっており、特に群馬県内での落語の認知度を向上させる役割を果たしています。

落語の楽しみ方と勉強会

ぐんまは林家彦三、三遊亭花金、昔昔亭昇と共に勉強会を行うなど、落語の腕を磨き続けています。彼は先輩たちと切磋琢磨しながら、技術向上を目指し、新たな演目の開発にも注力しています。彼の落語には、独特のこだわりやユーモアがあり、観客を引き込む魅力があります。

幼少期からの夢と音楽活動

実はぐんまは幼少期からプロレスラーを目指していました。群馬県立前橋西高等学校ではレスリング部に所属し、グレコローマンの選手として全国大会で5位を獲得する実績がありますが、後に身長が伸びずその夢を断念しました。その後、彼は音楽の世界へと転身し、ロックバンド「HARACHIKA-グレコ」のボーカル「グレコまん」として12年間活動していました。

このような多様な経歴が彼のパフォーマンスに深みを与え、観客に感動を与える要因となっています。また、大日本プロレスのリングの上で落語を演じるというユニークな経験も持っており、これが彼の舞台におけるオリジナリティを際立たせています。

メディア出演

最近では、2023年10月24日に放送された「笑点特大号」の「超若手大喜利」にも出演し、より多くの人々にその魅力を伝えています。

ぐんまは、独自のバックグラウンドを活かしつつ、これからも落語の世界で活躍し続けることでしょう。彼の生み出す落語の作品や活動が、地域だけでなく全国のファンを魅了し続けることに期待が高まります。

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