三重スリーアローズ

三重スリーアローズ

概要

三重スリーアローズ（みえスリーアローズ）は、三重県を本拠地としたプロ野球の独立リーグチームで、2009年から2011年まで活動していました。このチームの名称は、三重県を象徴する「三」に、「スリー」を組み合わせたものです。また、「アロー」という部分は、地域に向かって矢を放つ姿を表現しています。チームは「地域活性化」「青少年育成」「優勝」という3つの目標に向かって矢のように一直線に進むという意味を持っていました。

チームの運営は「三重ベースボールサポート」が行い、本拠地は津球場公園内野球場でした。試合は伊勢市や四日市市の球場でも開催されました。

成績とリーグ所属

三重スリーアローズは、2010年に「ジャパン・フューチャーベースボールリーグ（JFBL）」に参加し、2011年には「四国アイランドリーグplus」に加盟しました。2010年にはJFBLでの優勝を果たし、良いスタートを切りましたが、2011年は四国アイランドリーグplusに参入後、成績が振るわず最下位に終わりました。

特に2011年には、初期の11連敗を喫し、その後も成績は厳しく、監督の交代も経験しました。チームは5位に終わり、選手の入れ替えも行われました。

歴史的背景

三重スリーアローズは、2008年に設立構想を発表し、その後関西独立リーグに加盟を目指しましたが、加盟後すぐに脱退する決定を下しました。2009年には「ジャパン・フューチャーリーグ」として新たに独立リーグを結成することになり、初の公式戦を迎えました。2010年には優勝を飾りながらも、翌年には新たな挑戦として四国・九州アイランドリーグへの加盟を決めます。

脱退と解散

チームは2011年にアイランドリーグから脱退することを発表しました。加盟金やルールに関する対立があり、運営面での困難が続いていました。最終的に2011年に解散が決定し、2年間の活動に終止符を打ちました。

このチームの存在は、三重県における独立リーグの発展を試みたものといえ、地域スポーツの活性化を目指した取り組みがあったことが評価されるべきでしょう。

マスコットとスタッフ

チームのマスコットキャラクターは「みつやくん」で、ファンからの公募によって選ばれました。スタッフには、アドバイザーツーオーナーとして谷沢健一が名を連ねていました。また、広報担当の松井かれんは後にスポーツキャスターとしても活動をスタートさせるなど、個々のキャリアにも影響を与えたチームでもありました。

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