三野勝大

三野 勝大（みの かつひろ）

基本情報

三野勝大は、1971年7月6日に香川県坂出市で誕生した元プロ野球選手で、主に投手として活躍しました。彼はそのキャリアの中で、読売ジャイアンツと横浜ベイスターズの2つの球団に在籍し、プロ野球界に名を刻みました。

学生時代

三野は丸亀商業高校で野球を始めましたが、当初は控え投手としての立場からスタートしました。その後、東北福祉大学の社会福祉学部に進学し、大学野球の舞台で力を磨いていきました。大学では2学年上に斎藤隆や金本知憲といった有名な選手がいたため、彼らと切磋琢磨する中で成長を遂げました。

三野は上級生になると、同期の関根裕之とともにエースとして活躍し、全日本チームにも選出されるほどの実力を見せました。特に3年の春季リーグでは最優秀選手、さらに4年秋季リーグでもベストナインに選出されるなど、その実績は際立っていました。この時期の三野は、速球を持ちながらも制球力に課題を抱えており、その点で関根の方がより完成度の高い投手と評価されていました。彼の武器にはスライダー、カーブ、フォークがありました。

プロ入りとその後

1993年に逆指名制度が導入されると、三野は読売ジャイアンツを逆指名すると公言しました。初めは近鉄と広島が彼に目をつけていましたが、他の有望選手が逆指名を行ったため、巨人が急遽獲得に動くこととなりました。彼は同年のドラフトにおいて巨人から1位指名を受け、契約金1億5000万円、年俸1200万円（推定）で入団しました。

三野は入団後の3年間、一軍登板はありませんでしたが、1997年のシーズン最終戦でついに一軍デビューを果たしました。この試合では1回を無失点で切り抜け、初奪三振も記録しました。しかし、巨人での公式戦出場はこの1試合のみで、1999年のシーズン途中に金銭トレードで横浜ベイスターズに移籍しました。

横浜では移籍初年は登板がなく、翌年の2000年に4試合に出場しましたが、再び一軍登板がないままシーズンを終え、戦力外通告を受けることになりました。その後、三野はプロ野球選手を引退し、東京都日野市で接骨院を開業。さらに、新宿鍼灸柔整専門学校では教員として後進の指導にもあたりました。

プロ野球成績

三野のプロ通算成績は目立ったものではありませんが、彼は一度球界での経験を積んだ後、自らの道を切り開くことに成功しました。彼の初登板は1997年10月8日、対ヤクルト戦であり、この試合で彼は3番手投手として救援登板しました。

記録

• - 初登板： 1997年10月8日、対ヤクルトスワローズ27回戦
• - 初奪三振： 同上、池山隆寛から

背番号

• - 12（1994年）
• - 29（1995年 - 1997年）
• - 48（1998年 - 1999年途中）
• - 63（1999年途中 - 2001年）

結論

三野勝大はプロ野球選手としての活動を通じて多くの経験を積み、その後も接骨院の経営や教育活動を通じて社会に貢献する生活を送っています。彼の経歴は、選手としてだけではなく、人生の様々なステージでの活躍を物語っています。

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