上ノ坊悠馬

上ノ坊 悠馬（うえのぼう ゆうま）氏は、2002年7月14日に生まれた日本のラグビーユニオン選手です。主にフォワード第三列、具体的にはフランカーやナンバーエイトといったポジションでプレーします。現在は、日本のプロラグビーリーグであるジャパンラグビーリーグワンに所属するクボタスピアーズ船橋・東京ベイの一員として活動しています。

兵庫県の尼崎市立尼崎高等学校でラグビーキャリアを積んだ後、天理大学に進学しました。天理大学ラグビー部は、関西大学ラグビーリーグで常に上位争いを展開し、全国大学ラグビーフットボール選手権大会においても優勝経験を持つ強豪として知られています。上ノ坊氏もこの環境で技術と経験を磨きました。

大学での公式戦デビューは2年生次でした。関西大学春季トーナメントにおいて、リザーブからの出場ながら、大学レベルの試合に初めて足跡を記しました。この経験が、その後の飛躍の足掛かりとなります。

大学3年生および4年生次には、チームの中核選手として存在感を示しました。関西大学リーグや全国大学ラグビーフットボール選手権大会といった、大学ラグビー界における主要な大会において、フランカーまたはナンバーエイトとして継続的に出場機会を得ました。これらのポジションは、激しいボール争奪戦やタックルといったディフェンス面での貢献はもちろん、アタックにおいても突破力やサポート能力が求められる重要な役割です。上ノ坊氏はこれらの役割をこなし、チームの攻守にわたって貢献しました。

大学での着実な成長と活躍が、プロのスカウトの目に留まります。そして、大学卒業を目前にした2025年1月21日、ジャパンラグビーリーグワンに所属するクボタスピアーズ船橋・東京ベイへの入団が正式に発表されました。クボタスピアーズ船橋・東京ベイはリーグワンにおいても屈指の強豪クラブであり、その一員となることは、プロ選手としてのキャリアにおける大きな一歩となります。

大学生活を終えた後、2025年3月に天理大学を卒業しました。これにより、本格的にプロフェッショナルなラグビー選手として、クボタスピアーズ船橋・東京ベイでの活動に専念できる環境が整いました。

大学時代に培った経験と、フォワード第三列としての多様な能力を武器に、プロの舞台での活躍が期待されています。ジャパンラグビーリーグワンという、よりレベルの高い環境で、どのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、今後のキャリアに注目が集まっています。

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