上三依塩原温泉口駅

上三依塩原温泉口駅

上三依塩原温泉口駅（かみみよりしおばらおんせんぐちえき）は、栃木県日光市上三依に位置する野岩鉄道会津鬼怒川線の駅です。この駅は、温泉へのアクセスが充実しており、多くの観光客に利用されています。

歴史

この駅の前身となる仮称は「上三依駅」で、建設時には国鉄会津線に同じ音の駅名があったことから、開業当初は下野上三依駅（しもつけかみみよりえき）と名付けられました。その後、国道400号の尾頭トンネルが開通した1988年に、上三依塩原駅に名称が変更されました。さらに、温泉郷へのアクセスを強調するために、2006年3月には現在の名前に改称されました。

年表

• - 1986年（昭和61年）10月9日: 下野上三依駅として開業。
• - 1988年（昭和63年）10月19日: 尾頭トンネルが開通し、上三依塩原駅に名称を変更。
• - 1998年（平成10年）: 関東の駅百選に選ばれる。
• - 2006年（平成18年）3月18日: 上三依塩原温泉口駅に改称。

駅構造

上三依塩原温泉口駅は、地上の築堤上に設置されており、島式ホームが1面2線存在します。この構造により、列車同士の行き違いが可能とされています。1番線は会津高原尾瀬口方面から進入し、新藤原方面への発車が行える仕組みになっています。2023年11月には、上り臨時列車が上りリバティ会津の退避を行うという運用もみられました。なお、2022年7月1日から駅員無配置となっています。

利用状況

2021年度の年間利用客は22人と、利用者数は非常に少ないですが、駅の記念碑的な存在感は無視できません。近年における一日利用客数の推移は、公式データとして示されていないため、正確な情報は不足しています。

駅周辺

駅周辺には、日光市上三依水生植物園や国道121号、国道400号が通っており、交通の便も良好です。また、バス路線も整備されており、駅前の「上三依塩原温泉口駅」停留所からは那須塩原市営バスが発着します。

その他の特徴

上三依塩原温泉口駅は、漢字のみからなる駅名としては日本で最も長い駅名の一つです。他にも長い駅名が存在しますが、平仮名や片仮名を含まない点で特異な存在感を放っています。かつてあった同じ漢字8字の駅名も訂正され、現在は数少ない例となっています。

隣接する駅

この駅は、野岩鉄道の会津鬼怒川線の一部で、隣接駅には中三依温泉駅と会津高原尾瀬口駅があります。特急「リバティ会津」が停車し、快速「AIZUマウントエクスプレス」や普通列車も運行されています。

まとめ

上三依塩原温泉口駅は、歴史的背景や風光明媚な温泉地へのアクセスとして重要な役割を果たしています。長い駅名と地元の特性によって、多くの人々に親しまれる存在となっています。

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