上原健太 (野球)

上原 健太

上原健太（うえはら けんた）は、沖縄県うるま市出身で、プロ野球選手として活躍する右投左打の選手である。彼は現在、北海道日本ハムファイターズに所属している。

経歴

プロ入り前

小学校時代から野球を始めた上原は、中学校まで沖縄で育った。その後、強豪広陵高校に進学し、1年生時には控え投手としてチームに貢献する。2年生の夏にはエースの有原航平と共に全国選手権大会に出場。しかし、チームは2回戦で敗退し、その後3年生まで甲子園には出場できなかった。高校卒業後は明治大学に進学し、1年生からリーグ戦に登場。徐々に成長を遂げ、3年生時には最優秀防御率を獲得。大学最後の夏にはユニバーシアード大会でも優勝を果たす。

プロ入り

2015年のドラフトで、北海道日本ハムファイターズから1位指名を受け、契約金9000万円、年俸1300万円で契約を締結。背番号は20に決定した。

日本ハムでのキャリア

2016年〜2018年

プロ入り当初の2016年は、ケガや不調に悩まされながらも、9月30日にプロ初登板を果たした。2017年は先発としてのキャリアをスタートさせるが、4戦全敗と苦しいシーズンとなった。2018年は中継ぎとして開幕を迎え、初のプロ初勝利も記録。しかし、安定した結果を残すことはできなかった。

2019年〜2021年

2019年にはシーズンに入り調子を上げ、初勝利を挙げるも、成績は伸び悩む。2020年は、コロナ禍の影響もあり出遅れるが、良いピッチングを見せるようになっていた。2021年は途中の調子不良で苦しむものの、シーズンの最後には自身の調子を取り戻した。

2022年〜2023年

2022年には投手として平均的な成績を残しつつ、オフには二刀流挑戦を決断した。2023年開幕前は期待を寄せられながらも、序盤は結果が出ず一時的には二軍降格。しかし、その後再調整を経て成績を向上させ、交流戦ではシーズン初勝利を収めた。最終的には、投手として安定した成績を残し、チームの信頼を再び得ることができた。

選手としての特徴

彼は身長191cmという長身を活かし、速球や多彩な変化球を使いこなすスタイルが特徴。特に、最速152km/hのストレートは脅威であり、変化球としてはチェンジアップやフォークボールなどを駆使する。俊足も持ち味で、50メートル走は5秒7というタイムを出しており、フィールドプレーでも特筆すべき選手だ。

プライベート

愛称は「うえけん」。2023年11月26日には一般女性との結婚を発表し、今後のさらなる活躍が期待される。彼の多才な能力は、投手としてだけでなく、今後は野手としての道を切り拓く可能性も秘めている。

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