上垣内猛

上垣内猛（かみごうち たけし）

上垣内猛氏は、日本の実業家であり、ユニリーバ・ジャパンの社長、西友の最高経営責任者（CEO）兼ウォルマート・ジャパン・ホールディングスのCEOといった要職を歴任しました。また、日本紅茶協会の会長や日本スーパーマーケット協会の理事も務めるなど、幅広い分野で活躍しました。

人物

1964年7月13日、広島県広島市に生まれた上垣内氏は、修道高等学校を経て、1987年に一橋大学経済学部を卒業しました。同年、日本リーバに入社し、財務部門に配属されます。その後、イギリスやシンガポールでの勤務を経験し、国際的な視野を広げました。

2007年、ユニリーバ・ジャパンの代表取締役社長兼北東アジアファイナンス担当ヴァイスプレジデントに就任。2009年からは、ユニリーバ・ジャパン・ホールディングスの代表取締役社長兼ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング株式会社の代表取締役社長も兼務しました。2012年には、人気アイスクリームブランド「ベン&ジェリーズ」の日本第1号店を東京・表参道ヒルズにオープンし、話題を呼びました。

2012年、上垣内氏は西友に移籍し、執行役員シニア・バイス・プレジデントとして、店舗運営本部、お客様相談室、アセット・プロテクションを担当しました。2015年には、西友のCEOおよびウォルマート・ジャパン・ホールディングスのCEOに就任し、経営トップとして手腕を発揮します。2016年には、日本スーパーマーケット協会の理事に就任し、業界の発展にも貢献しました。

西友CEO在任中は、不採算店の整理やネットスーパー事業の強化を進めました。2018年には、楽天とウォルマートの提携を実現させ、記者会見で「楽天の会員スケールと技術とスピードに期待している」と述べました。同年、「新しい仕事に挑戦したい」として西友CEOを退任し、サンスタースイスSAの執行役員に就任しました。

2021年7月、J-オイルミルズに入社。同年12月1日付で専務執行役員油脂事業本部長補佐に就任し、2022年4月には同役員油脂事業本部長に就任しました。さらに、同年6月下旬に開催された第20回定時株主総会での選任を経て、取締役に異動しました。

上垣内氏は、その卓越した経営手腕とリーダーシップにより、数々の企業で重要な役割を果たし、日本のビジネス界に大きく貢献している人物と言えるでしょう。

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