上天神町交差点

上天神町交差点

上天神町交差点は、香川県高松市上天神町に位置する、県内でも特に重要な交通の要衝です。東西に走る国道11号と、高松地域から徳島県西部を結ぶ国道193号が交わる地点であり、高松市中心部へのアクセスと郊外を結ぶ役割を担っています。

特徴

交通量: 一日あたり約9万台の車両が通行する、香川県下で最も交通量の多い交差点です。
構造: 四国初の4層構造の立体交差となっており、上から高速道路、歩道橋、一般道路、アンダーパスが整備され、歩行者と車両が完全に分離されています。
歩道橋: パステルブルーで塗装された歩道橋には、エレベーターやスロープが設置され、バリアフリーにも配慮されています。
地下道: 渋滞対策として、東西方向の車両は地下道を通ることで交差点をショートカットできます。

交通状況

立体交差化以前は慢性的な渋滞が発生していましたが、完成後は交通量が大幅に増加したにもかかわらず、渋滞が大幅に緩和されました。この改善効果は高く評価され、全日本建設技術協会から「全建賞」を受賞しています。

しかし、地下道の出口付近では、上天神西交差点との関係で、依然として注意が必要です。地下道利用車線への急な車線変更や、交通量の多さから、接触事故が多発しているため、通行には十分な注意が必要です。

歴史

1975年4月: 上天神町交差点が完成。
1990年12月: 上天神地下道の建設が都市計画決定。
2003年3月: 高松自動車道が開通。
2003年10月: 上天神横断歩道橋が供用開始。
2004年3月27日: 上天神地下道が開通。
2005年7月: 上天神立体交差事業が平成16年度全建賞を受賞。

周辺施設

周辺には、ゆめタウン高松やドン・キホーテパウ高松店など、郊外型の店舗が多く立地しています。

道路

国道11号: 松山、徳島方面へ。
国道32号: 高知、琴平方面へ。
* 国道193号: 海陽町、美馬市方面へ。

上天神町交差点は、香川県の交通において非常に重要な役割を果たしており、周辺地域の発展にも大きく貢献しています。

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