上山容弘

上山容弘（うえやま やすひろ）

プロフィール

上山容弘は、1984年10月16日生まれ、大阪府泉南市出身のトランポリン選手です。現在は泉佐野市在住。身長162cm、体重57kg。ベンチャーバンクホールディングスに所属しています。

競技との出会い

父親が泉州地域でトランポリンの普及活動を行っていた影響で、幼少の頃からトランポリンに親しんでいました。父親は元トランポリン選手であり、日本トランポリン協会の競技部長も務めた上山剛氏です。父の熱心な指導の下、才能を開花させました。

主な戦績

高校1年生で全日本トランポリン競技選手権大会シンクロナイズドで優勝し、その2年後には同大会の個人でも優勝を果たしました。2005年の世界トランポリン競技選手権では個人で銀メダル、シンクロナイズドで銅メダルを獲得しました。2006年のトランポリン・ワールドカップでは、8戦中5戦で優勝し、ワールドカップ決勝大会で日本人初の個人優勝を成し遂げました。

2007年10月には国際体操連盟ランキングで1位に輝きました。同年の世界選手権では個人で3位に入賞し、2008年北京オリンピックの日本代表に内定しました。北京オリンピックでは予選9位で決勝には進めませんでしたが、2012年ロンドンオリンピックでは5位入賞を果たしました。

29歳という体操競技ではベテランの年齢に達しながらも、トランポリン競技普及のために現役を続け、2014年環太平洋体操競技選手権では個人・シンクロの2冠を達成するなど、トップレベルの活躍を続けました。

2016年2月には一度現役を引退しましたが、2020年東京オリンピックを目指し、2017年に現役復帰しました。2018年の全日本年齢別選手権では優勝し、世界選手権の代表に選ばれました。

主な成績

2000年：全日本選手権大会シンクロナイズド優勝
2002年：全日本選手権大会個人優勝
2003年：全日本選手権大会シンクロナイズド優勝
2004年：全日本選手権大会シンクロナイズド優勝
2005年：世界選手権大会個人2位、シンクロナイズド3位
2005年：全日本選手権大会個人優勝、シンクロナイズド優勝
2006年：ワールドカップシリーズ個人優勝、ワールドカップシリーズファイナル個人優勝、全日本選手権大会個人優勝
2007年：世界選手権大会個人3位、シンクロナイズド団体2位
2008年：北京オリンピック個人予選9位
2009年：世界選手権大会個人3位
2010年：世界選手権大会個人3位
2012年：ロンドンオリンピック個人5位
2013年：世界選手権大会シンクロナイズド優勝
2014年：環太平洋体操競技選手権個人優勝、シンクロナイズド優勝

オリンピック

上山選手は、北京オリンピックとロンドンオリンピックの2大会に連続して出場しました。北京オリンピックでは決勝に進出できませんでしたが、ロンドンオリンピックでは5位入賞を果たし、その実力を世界に示しました。

引退と復帰

2016年に一度は引退しましたが、東京オリンピックを目指し、2017年に現役復帰しました。現役復帰後も、世界選手権の代表に選出されるなど、トップレベルの活躍を続けています。

まとめ

上山容弘選手は、トランポリン競技において、数々の輝かしい成績を残してきた日本を代表する選手です。その活躍は、多くの人々に感動と勇気を与え続けています。

外部リンク

上山容弘 - Olympedia (英語)
上山容弘 - Sports-Reference.com (Olympics) のアーカイブ (英語)
上山容弘 - FIG (英語)
上山容弘のトランポリンブログ

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