上杉光弘

上杉光弘について

上杉光弘（うえすぎ みつひろ）は1942年4月12日生まれの日本の政治家で、自由民主党に所属しています。彼は衆議院議員を1期、参議院議員を3期、宮崎県議会議員を2期務めました。また、第50代自治大臣および第60代国家公安委員会委員長としても活躍しました。

来歴

上杉光弘は宮崎県西都市で生まれました。1961年に宮崎県立高鍋農業高等学校を卒業後、1966年に東京農業大学社会通信教育部農業科を修了しました。1971年には宮崎県議会議員に当選し、2期の任期を満了しました。1983年には衆院選に宮崎1区から立候補しましたが、結果は落選。1986年には参議院議員に初当選し、以降3期連続で当選を果たしました。

1990年には第2次海部内閣で大蔵政務次官に就任し、1997年には第2次橋本内閣で自治大臣兼国家公安委員会委員長に就任しました。さらに、1998年には小渕内閣で内閣官房副長官を務めるなど、彼は多くの要職で政治的スキルを発揮しました。2001年には参議院憲法調査会の会長に就任し、参議院橋本派の会長としても活躍しました。

しかし、政治家としてのキャリアにおいては、一部問題も指摘されました。政治家の年金未納問題が注目された際には、彼自身も未納があったことが公にされています。

2004年7月には第20回参議院議員通常選挙で無所属の松下新平に敗れ、落選しました。2005年の第44回衆議院議員総選挙では、郵政民営化に反対したため、選挙区調整の結果、自民党公認を得られず無所属で出馬しました。結果として彼は落選しましたが、その後の政治活動も続けました。

2008年、上杉は宮崎1区選出の国土交通大臣・中山成彬との間に確執が報じられました。2009年の選挙では、保守分裂の影響も受け、再び落選する結果となりました。2010年の候補者公募には応募したものの選に漏れ、2012年の第46回衆議院議員総選挙では自民党から比例中国ブロックに立候補し、当選を果たしました。

2014年の第47回衆議院議員総選挙では再び落選しましたが、2016年春には旭日大綬章を授与されるなど、評価されています。

政策・理念

上杉光弘氏の政策にはいくつかの特徴があります。彼は日本のTPP参加に反対し、憲法改正を支持しています。さらに、女性宮家の創設には反対の立場を取っています。議員定数削減を訴え、復興予算は被災地に限定して使用すべきと考えています。また、政権公約の遵守を重視していることも特徴です。

人物

2014年には国会において、大臣や副大臣、政務官、補佐官などの要職に就いていなかったことが指摘されました。そのため、政治家としての存在感を問われる場面もありました。

所属団体・議員連盟

上杉は「TPP交渉における国益を守り抜く会」に所属し、著書も数冊残しています。主な著作には、『これでよいのか日本の国土 私の新国土保全論』や『都市ばかりが日本ではない一国家再生への提言』があります。

まとめ

上杉光弘氏は長い政治キャリアを通じて、日本の政界でさまざまな役職を経験し、政策立案や政治理念に影響を与えてきました。彼の活動や思想は、今後の政治においても重要なリーダーシップを発揮することが期待されています。

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