上村修三郎

上村 修三郎について

上村 修三郎（うえむら しゅうさぶろう）は、1945年7月26日に生まれ、2002年3月1日に逝去した日本の歯科医師であり、歯学者です。彼は徳島大学歯学部で歯科放射線学の教授を務め、正四位・勲三等を受章したことでも知られています。特に顎関節に関する画像診断の分野での業績が高く評価されています。

経歴

上村は1970年に大阪大学歯学部を卒業し、その後は同大学において助手や講師として教育に携わりました。1980年には徳島大学歯学部に移り、教授としての地位を確立しました。彼の教育と研究は、学部の成長に大きく寄与し、特に画像診断における顎関節に関する研究は、後の世代の歯科医師に多大な影響を与えました。2002年に彼がこの世を去った際、その功績は多くの人々に称えられました。

主な著作

上村修三郎は、数多くの専門書や学術書を手がけており、顎関節に関する研究や治療法の確立に貢献しました。主な著作には以下があります。

• - 『顎関節小事典』（1990年、ヒョーロン・パブリッシャーズ）
• - 『顎関節小事典II』（1993年、ヒョーロン・パブリッシャーズ）
• - 『アドバンスシリーズ〔2〕顎機能障害 新しい診断システムと治療指針』（1993年、医歯薬出版）
• - 『口腔画像診断アトラス』（1994年、医歯薬出版）
• - 『歯と口と健康 生きるよろこびを支える口の科学』内の「7章 口にできるがん 3がんの画像診断」（1998年、医歯薬出版）
• - 『標準歯科放射線学』（第2版）（2000年、医学書院）

これらの著作は、歯科医療の質を高めるための貴重な知識が詰まっており、多くの医療従事者に利用されています。

所属団体

上村は、日本歯科放射線学会の元理事であり、第31回の会長も務めました。また、日本顎関節学会でも理事として活動し、専門家としての意見を積極的に発信していました。彼の専門知識と情熱は、これらの団体の発展にも寄与しています。

最後に

上村修三郎の業績は、彼の死後も多くの研究者に引き継がれ、顎関節に関する診断や治療の進歩に大きな影響を与え続けています。彼が残した仕事と知識は、今後の歯科医療にとっても貴重な資産となるでしょう。

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