上柳昌彦 あさぼらけ

『上柳昌彦 あさぼらけ』

『上柳昌彦 あさぼらけ』は、2016年3月28日からニッポン放送で放送されている情報バラエティ番組です。この番組は、フリーアナウンサーの上柳昌彦がパーソナリティを務め、主に「アクティブシニア」をターゲットにした内容となっています。上柳は早朝の時間帯において、リスナーに「新鮮な情報」と「音楽」を届けることを目指しています。

番組の背景とスタート

番組は、ニッポン放送の2016年春改編に伴い、前番組『山口良一 今日もいきいきあさ活ニッポン』の時間枠を引き継ぐ形で始まりました。上柳は、早朝帯での放送は約30年ぶりであり、自身のキャリアの集大成とも言える思いを抱いてこの挑戦を受け入れました。上柳は新たな構成を模索する中で、スタッフがディレクターとミキサーだけで運営する形を提案し、これを楽しむ姿勢を示しました。このスタイルは、リスナーであるシニア層にも親しみやすい雰囲気を醸し出しています。

番組の構成と内容

番組では、リスナーの朝を少しでも前向きにするためのトークが展開され、「眠い朝」「辛い朝」といった様々な気持ちに寄り添うことを大切にしています。上柳は、「それぞれのリスナーがお持ちの理由で聴いている仲間意識」を大事にし、リスナー参加型のコンセプトを強調しています。時には、特別なゲストを迎えたり、地域ニュース、音楽のリクエスト、またはリスナーからのメッセージを紹介するコーナーも設けています。

シニア層から若者へ

当初ターゲットとしていたシニア層に加え、現在では若者層からの支持も集まっています。これは、上柳の軽妙なトークや、各種音楽パーソナリティとの交流を通じて自然に広がったものです。このように、老若男女問わず、多くのリスナーが参加する番組として育ってきました。

番組のタイトルと象徴

番組名に使われている「朝ぼらけ」は、小倉百人一首の一節に由来し、夜が明けていく様子を表現しています。上柳自身は、初回放送前に見た新幹線のドクターイエローに良い予感を抱き、番組タイトルを自ら提案した経緯があります。

放送時間とスタイル

この番組は、全国ネットでは4時台のみ、5時台は関東ローカルで放送されます。早朝の時間帯に合わせて、上柳は「おはようございます」と挨拶するスタイルが特徴的で、リスナーに寄り添った温かいトーンで会話を進めます。特に、月曜から金曜の早朝トークが中心で、その流れはリスナーにとって心地よいものとなっています。

定評あるトピックスと企画

定期コーナーや不定期コーナーも含め、番組はリスナーの生活に彩りを添える多様なテーマを提供しています。中でも「ウルトラヒットの道標」という特集では、アーティストへのインタビューを通じて音楽の魅力を伝える時間が設けられ、音楽ファンにも楽しめる要素が含まれています。加えて、投稿写真を募集する「写真館」など、リスナーとのインタラクションも充実しています。

イベントと特番

特別編成として、年末年始の特番を行ったり、新春企画を実施したりしています。上柳は自身の誕生日や特別な記念日には、特別ゲストを招いて独自の視点からの放送を行っており、リスナーと共に思い出を作る場を提供しています。こうした取り組みが、聴取者との結びつきを強めています。

まとめ

『あさぼらけ』は、早朝にリスナーに新鮮な情報と楽しいトークを提供し、日常生活に前向きなエネルギーをもたらす番組です。上柳昌彦の軽快な話術と、多種多様なコーナーが彩るこの番組は、朝のルーティンを特別なものに変えてくれます。

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