上條貢

上條貢（かみじょう みつぎ）

プロフィール

上條貢は、1894年11月10日に長野県で生まれ、1977年2月6日に生涯を閉じました。日本の政治家、弁護士として活躍し、地方自治の発展に大きく貢献しました。

学歴と弁護士活動

旧制松本中学（現在の長野県松本深志高等学校）を経て、日本大学法律学科を卒業しました。その後、東京市で弁護士として開業し、法曹界でのキャリアをスタートさせました。

政治家としての歩み

上條貢は、政界において数々の要職を歴任しました。1934年には浅草区会議員に初当選し、4年間務めました。その後、1937年から1943年まで東京市会議員を2期務めました。1943年には東京都議会議員選挙に浅草区選挙区から立候補し、初当選を果たしました。都議会議員としては、消防委員会委員長（1948年～1949年）、オリンピック大会招致実行委員会委員長（1953年～1954年）を歴任し、東京都の発展に尽力しました。

1957年7月には、第13代東京都議会議長に就任し、全国都道府県議会議長会会長も務めました。1958年7月に議長を退任した後は、オリンピック大会準備実行委員会委員長（1960年～1961年）として、東京オリンピックの準備にも携わりました。1963年1月14日に都議を辞職し、台東区長に就任しました。

台東区長としての活躍

台東区長としては、1963年から1975年まで3期にわたり、区政を担いました。この間、上條は「ワンマン」「上條天皇」とも呼ばれるほどの強いリーダーシップを発揮し、区政を推進しました。1975年4月26日に区長を退任するまで、台東区の発展に大きく貢献しました。

死去と追贈

1977年2月6日、上條貢は生涯を終えました。その功績を称え、没後に正五位が追贈されました。

栄典

上條貢は、その功績が認められ、以下の栄典を授与されました。

1955年 - 藍綬褒章
1971年 - 勲四等旭日小綬章

上條貢は、地方自治の発展に貢献した政治家として、その名を歴史に刻んでいます。

もう一度検索