上海メディアグループ

上海メディアグループ（SMG）

上海メディアグループ（Shanghai Media Group、略称：SMG）は、中華人民共和国上海市に本拠を置く、放送、文化、娯楽事業を手がける巨大企業グループです。上海広播電視台と上海東方伝媒集団が2014年に合併して誕生しました。

概要

SMGは、中国最大級のメディア企業グループとして、テレビ、ラジオ放送を中心に、新聞、雑誌、インターネットメディア、音楽・映像出版など、多岐にわたる事業を展開しています。傘下には、上海広播電視台をはじめ、多数のメディア、娯楽、スポーツ、文化関連企業を擁しています。

放送事業においては、ケーブル[[テレビ]]やIP[[放送]]を含め、1日あたりテレビ放送で合計258時間、ラジオ放送で214時間という膨大な放送量を誇ります。グループのスローガンは「传播向上力量，丰富大众生活」（向上する力を伝え、大衆の生活を豊かにする）です。

歴史

SMGの歴史は、1949年の上海人民広播電台の開局に遡ります。その後、テレビ放送の開始、チャンネルの増設、グループ再編などを経て、現在の形に至っています。

1949年5月27日：上海人民広播電台が開局。
1958年10月1日：上海電視台が開局。
1987年6月5日：上海電視台第2チャンネル（後の星尚频道、現在の都市チャンネル）が開局。
1992年8月8日：上海東方明珠（集団）股份有限公司（現在の東方明珠新媒体股分有限公司）が成立。
1992年10月28日：上海東方広播電台が開局。
1992年12月26日：上海有線電視台（上海ケーブル[[テレビ]]）が開局。
1993年1月18日：上海東方電視台が開局。
1998年10月1日：上海衛視（2003年に東方衛視に改称）が開局。
1999年：上海有線電視台がインターネット放送を分離し、上海市有線ネットワーク有限公司（現在の東方有線）を設立。
2001年4月19日：行政・事業分離のため、上海市文広局傘下の事業組織が合併し、上海文化広播映視集団（SMEG、通称「大文広」）が設立。
2001年8月：上海文化広播映視集団傘下の放送事業が合併し、上海文広新聞伝媒集団（SMG、通称「小文広」）が設立。
2002年：SMGがスポーツ事業を統合。
2003年：経済専門報道事業を統合し、第一財経を設立。
2004年：子供向け放送を統合し、「哈哈小児」チャンネルを設立。
2008年：文芸、音楽、芸術人文、外国語、ニュース娯楽など、複数の専門チャンネルを設立。
2009年10月21日：国家新聞出版広電総局がSMGの行政・放送分離改革を支持し、SMGを上海広播電視台（RTS）と上海東方伝媒集団に分離。
2010年：BesTV、第一財経、東方娯楽、東方ショッピング、アニメ放送の5つの主要事業がグループを支える。
2011年12月29日：SMG傘下の百視通が上海証券取引所に上場。
2014年3月：東方衛視、新娯楽、星尚、芸術人文などの組織が合併し、東方衛視センターを設立。演芸関連事業は演芸センターとして設立。
2014年3月31日：上海文化広播映視集団、上海広播電視台、上海東方伝媒集団が合併し、上海文化広播影視集団有限公司（新SMG）が成立。開所式には、中国共産党中央政治局委員、党上海市委員会書記の韓正が出席。

SMGは、放送事業にとどまらず、映画、ドラマ、音楽、イベントなど、幅広いエンターテインメント事業を展開しており、中国のメディア業界において重要な役割を果たしています。

参考文献

* SMG公式ウェブサイト（中国語・英語）

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