上田大橋

上田大橋：千曲川を渡る国道18号上田坂城バイパスの要

上田大橋は、長野県上田市の千曲川に架かる橋長470.1メートルの道路橋です。国道18号上田坂城バイパスの一部を構成し、上田市上塩尻と下之条を結んでいます。下り線側が暫定2車線で供用されており、上田市内の交通円滑化に重要な役割を果たしています。

概要

上田大橋の建設以前は、千曲川を渡る交通が上田橋、古舟橋、小牧橋の3つの橋に集中していました。そのため、慢性的な交通渋滞が発生しており、その緩和策として上田大橋と常田新橋が同時期に計画・整備されました。

構造と仕様

上田大橋は、鋼4径間連続箱桁橋2連という形式を採用しています。これは、橋桁が連続した箱状の構造を持ち、4つの支点で支えられているものを2つ組み合わせた構造です。

形式: 鋼4径間連続箱桁橋2連
活荷重: B活荷重
橋長: 470.100 m
支間割: (57.950 m + 58.800 m + 58.800 m + 58.150 m) + (58.150 m + 58.800 m + 58.800 m + 57.950 m)
幅員:
総幅員: 12.750 m（暫定2車線）
有効幅員: 11.750 m
車道: 8.250 m
歩道: 片側3.500 m
床版: 鉄筋コンクリート
総鋼重: 2,108 t
施工: 三井造船・栗本鐵工所JV
竣工: 1999年度（平成11年度）
開通: 2000年（平成12年）2月18日
架設工法: トラッククレーンベント工法

歴史

上田大橋の建設は、以下の年表のように進められました。

1991年度（平成3年度）: 建設省により上田坂城バイパスが事業化。
1996年（平成8年）2月23日: 上田大橋（仮称）として着工。
1999年（平成11年）2月25日: 正式名称が上田大橋に決定。同日には常田新橋の正式名称も決定。
2000年（平成12年）2月18日: 上田大橋を含む、国道18号上田坂城バイパスの上塩尻東交差点 - 下之条北交差点間1.6 kmが暫定2車線で開通。同日には国道143号築地バイパス・長野県道65号上田丸子線築地下之郷バイパスも開通。

上田大橋は、上田市に架かる千曲川の道路橋としては7番目の橋となります。

周辺施設

上田大橋の周辺には、以下の施設があります。

国道18号上田バイパス
アクアプラザ上田
しなの鉄道線
北陸新幹線
上田市南部終末処理場
南部クリーンパーク
国道143号

まとめ

上田大橋は、上田市の交通インフラにおいて重要な役割を担う橋梁です。上田坂城バイパスの一部として、地域住民の生活を支え、経済活動を円滑にするために貢献しています。

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