上田希由翔

上田希由翔選手のプロフィールと経歴

上田 希由翔（うえだ きゅうと、2001年8月12日生まれ）は、愛知県岡崎市出身のプロ野球選手で、内野手として千葉ロッテマリーンズに所属しています。彼は右投左打のプレーヤーであり、今後の成長が期待されています。

プロ入り前の経歴

上田選手は小学校1年生の頃、岡崎市立六ツ美北部小学校で野球を始めました。その後、岡崎市立南中学校では硬式野球クラブ「幸田ボーイズ」でプレーし、高校進学後は愛知産業大学三河高等学校に進みました。高校2年時に出場した第100回全国高等学校野球選手権記念大会では4番打者として活躍し、横浜高校との試合で2安打を残しましたが、チームは敗退しました。3年生の際には愛知大会で中京大中京に敗れ、高校通算で46本塁打を記録しました。同世代の選手である石川昂弥と共にスカウトから高い評価を得ましたが、大学へ進学する道を選びました。

明治大学時代

上田選手は明治大学に進学後、1年秋から4番打者を務め、その後も活躍を続けました。3年生ではリーグ戦で春秋連覇を達成し、第53回明治神宮野球大会でも優勝を果たしました。また、同年に開催されたハーレムベースボールウィークでは日本代表にも選出されました。4年生の時には、2023年7月に開催された日米大学野球選手権大会の日本代表にも選ばれ、注目を集めました。9月13日にはプロ志望届を提出し、10月26日のドラフト会議で千葉ロッテマリーンズから1位指名を受け、契約金1億円、年俸1600万円（推定）で合意。背番号は10に決まりました。

2024年シーズンのロッテ時代

2024年のシーズンはオープン戦で8試合に出場し、打率.250という成績を残しましたが、開幕は二軍スタートとなりました。しかし、4月2日に安田尚憲選手の登録抹消を受けて一軍に昇格し、4月3日の福岡ソフトバンクホークス戦でプロ初先発を果たします。同一カードの翌日の試合でプロ初安打を内野安打として記録し、徐々に存在感を示しました。6月16日には中日ドラゴンズ戦で2回に同点打を放ち、プロ初のお立ち台にも上がるなど、印象的な活躍を見せています。

選手としての特徴と人物

上田選手は、パワフルな打撃スタイルが目立つ強打者で、そのバッティングスキルは特に勝負強さにあります。小さな足の上げ幅で内外角や変化球にしっかり対応し、バットコントロールや選球眼も優れています。また、三塁守備では強肩を活かした送球能力が評価されています。彼の50m走は6秒0、遠投記録は95mに達します。

彼の名前「希由翔」は、父親が「可愛い」という意味の英語「Cute」に由来し、母親の思い込められた漢字の意味が込められています。また、愛称は「カイリュー」で、これは自身の見た目とポケモンのキャラクターにちなんで命名されたものです。今後も彼の成長から目が離せません。

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