上田雄三

上田 雄三のプロフィール

上田雄三（うえだ ゆうぞう）は、1951年6月4日生まれで、日本を代表するキュレーターの一人です。静岡市で生まれ、多摩美術大学のグラフィック・デザイン科を卒業しました。彼は、2008年から2012年にかけて同大学の非常勤講師として教鞭を執り、また校友会の理事に就任し副会長を務めるなど、教育者としても活躍しました。

経歴と業績

上田は1976年から日韓文化交流に注力し、特にアジアのアーティストによる展覧会を企画するとともに、日本国内外で多くの国際交流を促進しました。これまでに、彼は韓国、中国、台湾をはじめ、フランスやドイツなど多くの国で展覧会を手掛けてきました。

1993年には横浜とサンディエゴの姉妹都市委員会の日本側委員として活動し、1998年には「新潟アジア祭」の事務局長を務めました。また、やりがいのある仕事として「Whanki Museum Prix」や「超日常展」のキュレーターも担当しました。2000年には「第三回光州ビエンナーレ」のアジアセクションで事務局を監督し、地域間の文化交流を深めました。

上田は、様々な文化イベントや展覧会において、日本側のリーダーとしての役割を果たし、文化の架け橋となることに注力しています。彼が企画した展覧会の中には、ソウルで開催された「ベルリン・東京・ソウル」展や、上海美術館での「超日常」展があり、その作品は日本とアジアをつなぐ重要な場となっています。

書籍と講演活動

8月に発表された「現代美術の読み方」など、上田は多くの書籍を執筆し、現代美術の理解を広める努力をしてきました。1985年以降、彼は数多くの美術雑誌や新聞に寄稿し、その活動は日本国内に留まらず、国際的にも影響を与えています。

また、彼は多くの公演を通じて、さまざまなテーマを講演しており、特に「現代美術を楽しむには」や「アジアの現代美術」など、次世代のアートシーンに対する洞察を提供しています。

メディアでの活動

上田は、NHKをはじめとするメディアにも頻繁に出演し、現代美術や文化交流についての知識を広めてきました。例えば、1997年の「たけしの誰でもピカソ」や、「真夜中の王国」にも出演し、アートに関心を持つ人々との交流を深めています。

結論

上田雄三は、その広範な活動を通じて、国際的なアートコミュニティを形成し、アジアの現代美術を世界に発信する重要な役割を果たしてきました。彼の活動は今後も多くのアーティストや文化人に影響を与え続けることでしょう。

もう一度検索